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【レベルス】メインに抜擢された”倒し屋”鈴木宙樹、二冠王・葵拳士郎との対戦に「自分の中ではラッキー」

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2019/05/11(土)UP

端正な顔立ちの鈴木「よく『黙ってればイケメンなのに』と言われる」

 6月9日(日)東京・後楽園ホールで開催の『REBELS.61』に出場する、鈴木宙樹(22=クロスポイント吉祥寺)のコメントが主催者を通じて届いた。

 鈴木はクロスポイントの次世代エースとしてREBELS、KHAOS(現K-1 KHAOS NIGHT)などに参戦。2019年4月の『REBELS.60』では上田一哉(18=シーザージム新小岩/ SB日本ライト級3位)を3RKOで破り、破竹の10連勝(7KO)を達成した。

並外れた攻撃力を武器にデビュー10連勝を記録

 その鈴木の次戦はメインイベントに抜擢。REBELS60kg級王座決定戦における葵拳士郎(マイウェイジム)との一戦に決定した。葵はWBCムエタイ日本統一王者&INNOVATION王者の二冠王という強豪だが、鈴木は「ホント嬉しいです!REBELSのベルトはずっと欲しかったですし、メインイベントなんてチャンスですよね!」とまるで臆していない様子だ。

 葵の印象を聞かれると、鈴木は「遠慮しないで言っていいんですか?」と前置き、「『全然上手くないな。これでチャンピオンなんだ』と思いましたし、自分の中ではラッキー、ぐらいに思ってます」と強気の発言。日頃クロスポイントの先輩である8冠王T-98(たくや)らと激しい練習を行っていることが大きな自信になっていると語る。

 鈴木に刺激を与える存在はジムの先輩だけではない。最大のライバルといえる弟・千裕の活躍が、鈴木にとって何よりの脅威となっている。千裕は昨年のパンクラス・ネオブラッドトーナメント・フライ級で優勝。さらに5月26日にはシュートボクシング「YOUNG CEASER CUP CENTRAL」で立技デビューが決定している。

クロスポイント吉祥寺では同門の先輩らと汗を流す

 中学生の頃、MMAにも挑戦していたという鈴木。しかしアマチュアの試合でまるで勝てない時期が続く中、3歳下の弟はあっという間に頭角を現していったという。「弟が強くなったのが嫌でMMAからキックに移ったのに、また弟がキックに来て強くなっちゃったら、次はどこに行けばいいんですかね?(笑)」とおどける鈴木だったが、今回は弟に道を譲るつもりはなく、まずはREBELSのベルトを巻くと意気込む。

 4月の試合ではクロスポイント新記録となるデビューからの10連勝を達成した鈴木だが、かつてアマチュア大会では連戦連敗だったという。山口クロスポイント会長は当時を振り返り、「とにかく手が出なくて、セコンドについた僕に怒られ、高橋(ナオト・元ボクシング日本バンタム・スーパーバンタム級王者)には『アマで勝てないなんて、才能ないから辞めたほうがいいよ』と言われていました」と語る。しかしその中でも、山口会長の「諦めないで最後まで続ける人間が勝つ」の言葉を胸に、鈴木は徐々に才能を開花。やがてトーナメント優勝、大会MVPといった実績を残していった。

 今では10勝中7つがKOという「REBELSきっての倒し屋」に成長した。山口会長は鈴木のパンチを「拳が硬くてよく伸びる」と評価。スペインとペルーのハーフという父と、ロシアの血が入っているという母から受け継いだ身体的特性に加え、現役時代に「逆転の貴公子」の異名で一時代を築いた高橋ナオトトレーナーから伝授された倒す技術が、鈴木の強力な武器となっている。

 次戦も当然倒しに行くという鈴木。そのためにも、全幅の信頼を置く山口会長に「最初からセコンドにいて欲しい」と希望する。山口会長の言葉で「バン、とスイッチが入る」と語る鈴木は、現に4月のREBELSにおいて山口代表の言葉をもらった3ラウンドにKO、2018年9月のKHAOSでも指示をもらって1ラウンドKOを果たしたという。

「会長にずっとついていきたい」と語る鈴木の目標は、REBELS王者として他団体へ殴り込み、団体王者を倒していくこと。そのためにも、まずはREBELSのベルトを巻かなければならない。「REBELSきっての倒し屋」は、尊敬する会長と共に歩むチャンピオンロードの幕を開けることができるか。

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