【RISE】前日計量で佐藤レイナはパスも小林愛三が1.9kgのオーバー、トーナメント参加へ暗雲
7月5日(金)東京・後楽園ホールにて開催される『RISE133』の公開計量・記者会見が、4日(木)に都内で行われた。
第6試合、女子ミニフライ級(-49kg)王座決定トーナメント準決勝に出場する小林愛三(NEXT LEVEL渋谷/初代ムエタイオープン女子フライ級王者)と対戦する佐藤レイナ (team AKATSUKI/NJKFミネルヴァ アトム級1位)が計量を実施。
佐藤は一回でパスしたが、小林は初回の計量で51.25kgと約2kgオーバー。2時間後の再軽量でも50.90kgと、契約体重の49kgをクリアすることができなかった。
小林は2017年5月よりKNOCK OUTに継続参戦。田嶋はる、Union朱里、伊藤紗弥といった日本キック界の強豪と拳を交えてきた『KNOCK OUT女子部エース』だ。2018年7月にSHOOT BOXINGのリングで敗れたイリアーナ・ヴァレンティーノ(イタリア)にも今年4月に勝利。波に乗りRISE初参戦が実現した矢先の減量失敗に、会場からもどよめきが起こった。
対戦相手の佐藤レイナは、小林が不在の会見に戸惑いを隠せなかった。「愛三選手がどうなるかわからないですけど、やってきた練習の成果を出せるようにがんばります」と、記者からの質問に対しても言葉を選びながら回答した。
RISEのルールでは、前日2時間以内に計量をパスできなかった場合、1kg以上2kg未満の体重超過でファイトマネー20%、2kg以上3kg未満で30%没収のペナルティが科せられる。小林は1.9kgの超過のため、現時点で30%没収のペナルティが確定した。
試合をするには、対戦相手およびジム、主催者が認めた場合のみ、試合当日の第1試合開始の5時間前までに当日計量を行うことができる。なお、今回はトーナメント戦のため、当日1gでも契約体重をオーバーした場合には、自動的に佐藤のトーナメント勝ち上がりが決定。当日再計量でも体重超過している場合、試合を行うかどうかは関係者の協議次第となるため、現時点では未定だ。
佐藤は「無名ですが、佐藤レイナという名前とteam AKATSUKIの名前を皆さんに知ってもらえるようにがんばります」と、試合に向けた前向きな発言を残している。しかし佐藤が所属するteam AKATSUKIの代表であるREBELS-MUAYTHAIライト級王者の良太郎は、自身のSNSで「どのような形になるかはまだ分かりませんがジムの代表の仕事は選手を守る事です。何を言われようが自分は教え子を守ります」と発言。小林の状態によっては試合を中止することも視野に入れているようだ。
当日計量のリミットは7月5日の正午予定。小林の状態、試合実施の有無についての続報を待ちたい。
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