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【ボクシング】亀田和毅、統一戦失敗に「万全の状態だった。次は強いトモキで戻って来る」

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2019/07/15(月)UP

亀田は右フックをヒットさせるも、バルガスも接近戦で対応。勝利に届かなかった(C)getty/eFight

 7月13日(日本時間14日)に米カリフォルニア州カーソンのディグニティ・ヘルス・スポーツ・パークにて行われた『WBC世界スーパーバンタム級王座統一戦』で正規王者でプロ33戦無敗のレイ・バルガス(28=メキシコ)に同級暫定王者の亀田和毅(28=協栄)が果敢に挑んだが、判定3-0(3者とも117-110)と差が開き敗れた。亀田はアマチュア時代にバルガスに一敗しておりリベンジを狙ったが叶わなかった。

 敗れた亀田は日本時間の15日早朝、SNSにメッセージを更新。海外の試合で日本、ロス、メキシコからの多くの応援に感謝した上で「試合に向けて4ヶ月間できること全てやりました。準備は万全の状態でリングに上がりました。12Rやりたいこと全てをやりきった。結果はでなかったけど、この負けをバネにしてもう一回這い上がっていきます。次戻ってくる時は強いトモキで戻ってきます」と綴った。

兄興毅の試合で家族全員での亀田トレイン。引退した2人の兄。今後も和毅、姫月、従兄弟の京之介と、亀田劇場はまだまだ続く

 身長では8cm、リーチでは9cm上回るバルガス相手に距離を詰め、スピードある右フックのヒットはあったが、パンチが届かず空振り、そしてクリンチも目立った。バルガスも近距離に対応し亀田にショートフックやアッパーを当てた。リーチ差対策及ばず、亀田の戦績は36勝3敗1分となった。

 亀田は最後に「もう一回、結果だして皆さんに恩返ししたいと思います。皆さん本当に応援ありがとうございました」と感謝と再起を誓った。

 ♢亀田和毅…亀田3兄弟の3男。1991年7月12日大阪市出身。中学卒業後の2007年からメキシコ修行。同年9月のアマチュア大会リーグ戦決勝でレイ・バルガスに敗れ優勝を逃す。2008年11月にメキシコでプロデビュー戦を2RKO勝利、翌12月の日本でのデビュー戦も2RKO勝利で飾った。2013年8月、日本人選手として初めてのWBO世界王者となり、史上初の3兄弟世界王者が誕生、ギネス世界記録に認定された。
2015年、WBA世界バンタム級のタイトルに2度挑戦するも王者ジェイミー・マクドネルに2度とも敗れ王座獲得ならず。2018年11月に同級1位のアビゲイル・メディナ(30=スペイン)に3-0の判定で勝利しWBC世界スーパーバンタム級暫定王座となり、2団体&2階級制覇を達成。2019年7月14日にWBC王座統一戦として、正規王者のレイ・バルガスに挑んだが判定で敗れ、王座統一を逃した。

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