【ボクシング】亀田和毅が統一戦失敗、果敢に攻めるも最終Rには減点も
7月13日(日本時間14日)に米カリフォルニア州カーソンのディグニティ・ヘルス・スポーツ・パークにて行われた『WBC世界スーパーバンタム級王座統一戦』で正規王者でプロ33戦無敗のレイ・バルガス(28=メキシコ)に同級暫定王者の亀田和毅(28=協栄)が果敢に挑んだが、判定3-0(3者とも117-110)と差が開き敗れた。
亀田は、アマチュア時代の30戦の中で唯一負けている選手がバルガス。そのバルガスにリベンジに燃えていたが勝利ならず、王座統一を逃した。
身長、リーチ共に179cmのバルガスに対し、亀田は身長171cmで、リーチは170cmとバルガスと9cmも差が開く。
この身長差とリーチ差に1Rから圧力を姿勢を低く踏み込んでフックを放つなど、接近戦を仕掛け距離を潰す。バルカスは離れながら、攻撃を出すと、亀田はバルガスが入ってくるタイミングでフックをカウンターで返しヒットさせるなど反応の速さを見せる。2Rからはバルガスが手数を増やし始め、3Rにはバルガスの右ストレートがヒット。ラスト30でバルガスはパンチをまとめ亀田は防戦にまわる。
積極的に接近戦に挑む亀田に対応し始めたバルガスは近距離からのショートフック、ショートアッパーを亀田にヒット。6R終盤にはバルカスのショートフックがクリーンヒットし、亀田は顔を歪めた。
それでも前に出る亀田は8Rにはロープ際で左右フックをヒットさせバルガスのバランスを崩させる。9Rにもバルガスが連打の打ち終わりに亀田が右フックをヒットさせるなど一進一退の展開。
しかし、12R、クリンチのでレフェリーが止めに入ると、再開の合図の前に亀田が右ストレートを一瞬早く入れてしまい、バルガスがぐらつく。ここで亀田に反則の減点1。挽回すべく、前に出てフックを放つ亀田だが、すぐにクリンチとなり攻撃が続かず試合終了となった。
結果を見れはジャッジ全てが7ポイント差つけた。積極的に前に出続け、踏み込みのフックのヒットはあったが、パンチが届かず空振り、そしてクリンチも目立った。リーチ差対策及ばず、亀田の戦績は36勝3敗1分となった。
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