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【RIZIN】石渡伸太郎、5年半の時を越え佐々木憂流迦を「1ミリも舐めていない。ぶっ飛ばす」

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2019/07/20(土)UP

一つ一つの動きを確かめるようにゆっくりとしたミット打ちを見せる石渡

 7月28日(日)埼玉・さいたまスーパーアリーナにて開催の『RIZIN.17』に出場する第2代バンタム級キング・オブ・パンクラシスト石渡伸太郎(34=CAVE)が、19日都内で公開練習を行った。

 1Rじっくりとモーションを確かめるようにパンチをミットに打ち込んだ後、スティックミットを使ったディフェンス練習1Rを披露。石渡は「あの距離が佐々木憂流迦の距離」と、佐々木のリーチと踏み込みを想定。その上で公開練習では、スティックミットをかいくぐる踏み込みは見せない周到さを感じさせた。

スティックミットの距離が「佐々木憂流迦の距離」と、長距離での戦いを想定した練習を見せる

 石渡は2017年12月のRIZIN2017バンタム級トーナメントにおいて堀口恭司(アメリカン・トップ・チーム)に敗戦後、ヘルニアの治療のため1年以上の休養期間へ突入。今年2月に復帰宣言をしたが、その期間中は「首が痛かったのでいじけていた」と、後輩の活躍を見ながら歯がゆい思いをしていたと告白した。そのつらい時期を乗り越えて思い切り動けるようになった今、動きの一つ一つから、束縛から解き放たれたような開放感を感じさせた。

 佐々木憂流迦(ささき・うるか/29=Serra Longo Fight Team)と石渡の因縁は、5年半前にさかのぼる。2014年2月に石渡がパンクラスバンタム級の王座防衛を果たした日、そのリングに佐々木が上がり「俺の喧嘩を買ってください」と対戦要求をした時が始まりだった。

2017年12月のトーナメント決勝で堀口恭司(左)に敗れて以来の試合となる

 当時は石渡が受け流したと報道されていたが、5年半前の感情を振り返った石渡は、「この野郎ぶっ飛ばしてやろうかなと、ムカついていましたね」と、実は本気でいらだっていたことを明かした。

 そして時を経てRIZINの舞台での対戦が決定。現在の心境は「(佐々木が自分を)リスペクトしてくれているし、(自分も佐々木を)ガッツもあって強い選手とリスペクトしているので、ぶっ飛ばしたいですね」と、お互いに尊敬の念を抱くからこそ全力で白黒つける姿勢を見せた。

「リスペクトしているので、ぶっ飛ばす」と5年半の時を越えた対戦に意欲を見せる石渡

 そんな佐々木の印象は「昔は一芸だけという印象だったけど、今はトータルでやる選手」と、”寝技王子”の異名を持っていた佐々木の印象が大きく変わったことを告白。UFC参戦の経験から数多くの武器を身に着けてきたことを警戒するが、武器を身に着けてきたのは「僕も同じ」と、これまでのキャリアに裏付けされた自信をのぞかせた。

 5年半前ならいざ知らず、石渡は今の佐々木を「1ミリも舐めていない」と、最上級の強敵と認定。勝利後の展望を聞かれても「28日以降の人生は考えていない」と全身全霊で迎え撃つ覚悟を見せる。5年半の時を越えて買った”ケンカ”。石渡はリスペクトを込めた拳で佐々木を”ぶっ飛ばす”ことが出来るか。

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