【KNOCK OUT】大月晴明45歳、プロで続けられる秘訣と引退までにやりたいこと
8月18日(日)東京・大田区総合体育館にて開催される『K.O CLIMAX 2019 SUMMER KICK FEVER』に出場する 大月晴明(45=マスクマンズ)の試合前インタビューが届いた。
大月は1999年10月デビューの大ベテラン選手で、これまで第3代Krush-60kg級王座、WPKC世界ムエタイ・ライト級王座などを獲得。合気道をベースにした独自のスタイルから放つ”爆腕”と呼ばれるハードパンチで、数々のKO劇を生み出してきた。
今回の対戦相手は、REBELS63kg級王者・丹羽圭介(35=TEAM KSK)。丹羽は2019年4月にREBELS 63kg級王者を獲得。日本拳法(三段)をバックボーンに持つ。今回の対戦では”無双ビート”という新たなスタイルで大月を倒すとコメントしている。
大月は「丹羽選手は無双ビートという技を用意しているようなので、そこが警戒すべきポイントかなと。僕は無双ビートというものがどういうものかを見たことはありませんが、“俺にはこれがあるんだ”というものが1つでもあると人間は強くなれるので、油断は出来ません」とスタイルそのものよりも、精神的な自信を警戒する。
さらに「出稽古先の伴流ボクシングジムでこの話をすると“伴流スタイルのこれで対抗しよう”とある技を用意しているので、それで倒しにいきます。それは今まで誰も使ったことがないような技なので楽しみにして下さい。それが決まれば相手は確実に倒れます」と大月もまた、新たな秘策を用意する。
現在45歳の大月だが、試合のモチベーションはどこにあるのか。大月は「1999年10月にプロデビューして今年の10月で20周年になり、2013年11月のKrush(平塚大士戦)で復帰したときに20年は頑張ろうと決めたんです。その Krush に出る前に、映画『死ぬまでにしたい 10 のこと』というのを見て、自分も試合を辞めるまでに 10個やるべきことを決めたんです。ヤスユキさん(=引退)と試合すること(2015年9月16日、大月が3RTKO 負け)、地元・京都で試合をすること(2017年3月5日、辻出優翔戦で大月が1RTKO 負け)などがあって、最後の10個目が“20年続けること”なんです」と、自分で決めた目標に向かってきたと言う。
20年近くもプロキックボクサーを続けていられる秘訣は「歳を重ねてケガは多くなっていますが、サプリメントとかでカバーしてますし、一番は何といってもキックが好きだからだと思いますよ。続けていくためにも若い時と比べてケガをしないように気を付けていますし、これから身体能力が上がることはありませんが技術は上がるんです」と言う。
「後輩によく言っていることがあって、反復練習は重要だけどあるところまで行くとガムシャラにやっても変わらない。どんどん悪くなっていくこともあるので、考えること、見ることが大事だと。見て頭でイメージして、これはいいなと気付くことが重要なんです。試合が決まって当日までの期間に、対戦相手によって戦い方も変えますし、勝つためのいい練習をしていくべきなんです」と、ベテランならではの戦いの要諦を語る。
最後に「(本戦第一試合となり)大会を盛り上げる火付け役になりたいですね。大会全体がしょっぱい大会になったら、大月と丹羽のせいだと言われかねません。その時は丹羽選手のせいにしますが」と笑い「“爆腕”というキャッチフレーズが付いている以上は、そういうものを見せないといけないと思っています」と衰えぬ強打を武器に、18日リングに向かう。
☆8.18 KNOCK OUT 全試合順・イベント情報はこちら
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