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【UFC】高阪剛が8.18試合を予想「コーミエはやり辛い戦い」「ネートは両者血だらけの殴り合いになる」

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2019/08/16(金)UP

ダニエル・コーミエ(左)と スティーペ・ミオシッチ(C)GettyImages

 日本時間の8月18日(日)、 アメリカ・カリフォルニア州アナハイムのホンダ・センターで『UFC241』が開催される。 

 メインイベントは、1年ぶりの再戦となる王者ダニエル・コーミエvs挑戦者スティーペ・ミオシッチのヘビー級タイトルマッチ。さらに“悪童”ネート・ディアスが、元ライト級王者アンソニー・ペティスを相手に3年ぶりのオクタゴン復帰戦を行う。
 この2試合の見どころを、WOWOW『UFC-究極格闘技-』解説者としても知られる“世界のTK”高阪剛が語った。

■ダニエル・コーミエ vs スティーペ・ミオシッチの見所

ダニエル・コーミエ(C)GettyImages

『 UFC241 』 のメインイベントは、ダニエル・コーミエvsスティーペ・ミオシッチのヘビー級タイトルマッチ。 実に丸1年ぶりの再戦に高坂は
「前回の試合以降、コーミエはデリック・ルイス相手に一度防衛戦を行なっているが、 ミオシッチは試合自体が1年ぶり。 ある意味ダイレクトリマッチみたいなもの。 そしてコーミエからしたら、前回勝っているだけにやりづらい。自分がチャンピオンであることを証明するには、もう一回勝たなきゃいけないわけで。 だからコーミエ側からしたら、前回のようなことをもう一度起こせるかどうかがポイントになると思います 」とコーミエに前回勝っているからこそプレッシャーがあるという。

 前回はライトヘビー級王者だったコーミエが体格差をはねのけ、右フックでの1ラウンド KO勝利している。
「ミオシッチが距離をとって、前蹴りやローキックでコーミエを前に出させないようにしていたら、試合も1ラウンドでは終わってなかったと思います。コーミエを中に入れてしまったことで、ジャブももらってしまい、それが結果的に致命傷になっていった。コーミエのジャブはすごく強いんで、フィニッシュブローは右フックでしたが、その前の何発かのジャブで、ミオシッチは軽い脳震盪を起こしていたんじゃないかと思うんです」

■これを踏まえた今回の予想

長身から左ストレートをヒットさせるミオシッチ(C)GettyImages

「その距離にならなければコーミエのジャブはもらわないので。距離の設定を長くとれるのはミオシッチの方ですからね。それをやられたらコーミエはつらくなるんじゃないかと思います」と193cmあるミオシッチの身長と長い距離感がポイントであるという。

 また、前回はコーミエのサミング(アイポーク)があったというのも、ひとつのポイントであると高坂は言う「コーミエが相手の突進を止めようとして、手を前に出したときに指が目に入ってしまったのではなくて、フリッカージャブ的にパンチを出した時に指が開いていて、それが目に入ってしまった。だから、ミオシッチはそうとう目玉のダメージが大きかったと思うんです。もしかしたら距離感がわからず、それでコーミエの距離に出ていってしまったことも考えられます。そういったことも含めて、ミオシッチとしては近い距離になりたくないですね」とアクシデントが無ければ勝っていた可能性も高い。前回の負けを踏まえ、ミオシッチがどう出るか楽しみだ。

▶︎次ページはアンソニー・ペティスvsネート・ディアスの見所

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