【K-1】剣闘士“俊”が脳梗塞で引退
K-1 GROUPで活躍した剣闘士“俊”(32=K-1ジム総本部チームペガサス)が自身のSNSで引退を表明した。
剣闘士は、リングネームのごとく剣を持って入場し常に前進するファイトスタイルで会場を沸かせたファイター。2014年からK-1 GROUPに参戦してから負けが続いた時期もあったが、昨年11月KHAOSのジム対抗戦では大将として出場し、魂のパンチで長崎秀哉をKOした。今年2月には、若手の里見柚己相手に善戦も敗北して試合から遠ざかっていた。
K-1ジム総本部チームペガサス代表の梶原龍児と共にチーフトレーナーとして、若手の指導にも尽力し、多くのスター選手を輩出してきた。引退に際して、SNS上で「引退に至った経緯としましては脳幹に脳梗塞を患ってしまったのが理由です。7月から入院してまして、今は命に別状はないとのことです」と説明。
目が見えない状態にもなり報告が遅れたということも明かした剣闘士。今後は大阪に戻ってリハビリに専念するという。「今まで応援してくれたファンの方々、スポンサー様仲間や龍児さん本当にありがとうございました。そしてごめんなさい。ベルトを取ることはできなかったです」とこれまで関わった方々に感謝の意を述べた。これに伴い、総本部を退会しトレーナーを外れるということを決意した。
さらに、これまでのキックボクシング人生についてもSNSで触れ、「物が見えなくなって、音も聞こえなくなって自分の好きなことを何個も出来なくなって本当の絶望を感じて、それでも頑張って生きていかなきゃと思えるまで時間がかかりました。今は治療で回復してきているのでこれから頑張ってリハビリをすると共に動けるようになればと思います」と困難な日々とこれからについての強い意志を述べている。
プロ戦績27戦10勝14敗3分4KO、剣闘士の第1の人生は終わりを告げたが、これから新しい一歩を踏み出してくれるに違いない。SNSの名前は剣闘士“俊”から上窪俊介の名に変更されていたが、ファンの心に剣闘士“俊”という名前は生き続けるだろう。
▼剣闘士“俊”がSNSで引退表明。労いのコメントが多数寄せられた
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