【世界柔道】阿部一二三に勝ち「成長できた」丸山が世界初優勝
8月26日(月)、日本武道館において世界柔道選手権・東京大会の2日目が行われた。
男子66kg級で世界選手権初出場の丸山城志郎(まるやま じょうしろう/26=ミキハウス)は、初戦となる2回戦から準々決勝までの4試合で3試合を一本勝ち、1試合のみ判定と今大会で好調ぶりを見せる。
準決勝の相手は阿部一二三(22=日体大)。現在、阿部に2連勝中の丸山はここで阿部に勝って初優勝の偉業につなげたいところだ。
試合は本戦の攻防で丸山は足を痛め、引きずりながら試合をするが、阿部は丸山を攻めきれず延長戦へ。延長でも組み合いの攻防が続いたが、丸山の巴投げで技あり。延長戦なのでこのポイントで試合は終了。丸山がまたしても阿部に勝利した。
阿部戦で右側の側副靭帯を損傷した丸山は、痛み止めを打って決勝戦へ。対するはキム・インファン(27=韓国)。2年前の世界選手権では5位、今年のグランドスラム・デュッセルドルフ決勝で丸山と対戦し丸山が技ありを奪い勝利を収めている。キムはここまでの6戦で4戦を一本勝ちで勝ち上がってきた。
積極的に攻める丸山は、巴投げでキムを宙に浮かせるも、キムはうまく逃れポイントにならず。しかし続く内股で技ありを奪うと、残り30秒で腰車で技あり、合わせ一本勝ちで初出場、初優勝の偉業を成し遂げた。
試合後に丸山は「素直に嬉しい気持ちです」とコメント。準決勝の阿部戦については「終始押されていた試合内容だったので、勝ち切ったことは、僕自身成長できる試合だったと思います」と振り返った。
また、来年の東京五輪への抱負を聞かれると「今年グランドスラムがあるので、そこで勝たないと意味がないと思うので、もっと強い丸山城志郎を見せたいと思います」と述べた。
今回の世界選手権は東京五輪の選考試合であるが、ここでの優勝者が今年11月のグランドスラムでも優勝すると、東京五輪への出場が内定する。もし勝つことができなければ、来年のグランドスラムなど主要大会の実績で決められる。最終選考は来年4月だ。
現時点で、まだ誰がこの階級でただ一人の日本代表になるかは決まっていない。果たして代表になるのは丸山か。それとも阿部になるのか。
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