【世界柔道】”モデルでも注目” 世界連覇の18歳ビロディド、次は夢の東京五輪へ
「最初に日本の皆様に感謝、お礼、そしてこんにちは。この3つを申し上げたいのと、とても素晴らしい環境で柔道をさせていただいていることに感謝します」
25日、日本武道館で行われた世界柔道選手権で-48kg級2連覇を達成したダリア・ビロディド(18=ウクライナ)が試合後の会見の冒頭でこう語った。
ビロディドは全試合一本勝ちで決勝戦まで勝ち上がり、決勝では一昨年の世界選手権覇者の渡名喜風南(となき ふうな/24=パーク24)に体落としで技ありを奪い、後半、渡名喜が追い上げを見せ競り合ったがビロディドが優勢勝ちで優勝を果たした。
「渡名喜選手は強豪であり、勝つのはとても難しい選手。その選手に勝てて自信になりました」と夢である来年の東京五輪金メダルへつなげた。
彼女は強さと172cmで48kg級以下というスレンダーな体型と美貌で注目を浴び、複数のモデルエージェンシーからオファーがあったが、柔道に専念したいため断ってきたという。最近、彼女のインスタグラムにはスレンダーな水着姿や、オシャレなファッションでのスタジオショットも掲載。また今年4月にはウクライナの三菱モータースとイメージモデル契約を結んでいる。
優勝後は各国のファンや報道陣がビロディドのもとにつめかけ記念撮影やインタビューに大忙しの人気ぶりだった。
父親は2005年の世界選手権73kg級で3位となったゲンナジー・ビロディド。両親がコーチを務めている。「いつも私と一緒にいて、喜びと悲しみを共にする最愛の両親に感謝したいと思います」と優勝後SNSに綴っている。
決勝では投げ技の他に、長い足を生かした三角絞めを見せたが、会見で自身を動物に例えると、という質問に「どの動物と言われてもちょっと困るところがありますが、巷では私の人を巻き込む足技で大蛇のアナコンダと呼ばれることもあります。ただ自分ではどの動物に例えるのではなく、ただ勝とう、アグレッシブにいい結果を出そうと常に思っています」と得意のグラップリングでの足技からそう言われているという。
決勝で対戦した渡名喜は昨年の決勝ではビロディドの長い足からの大内刈りで一本負けを喫している。渡名喜との身長差は24cm、ビロディドが長いリーチを持つモデル体型だからこその攻略が必要だ。
かつてヤワラちゃんこと田村亮子が連勝を重ねた-48kg級、来年の東京五輪はビロディドの存在で俄然盛り上がるだろうが、日本としてはビロディドから勝利を上げ、伝説の-48kg級で金メダルを奪取したいところだ。
今回の世界柔道選手権・東京大会は、8月25日から9月1日の8日間に渡って世界各国の柔道家が集まり、無差別を除いた男女7階級の個人戦と男女混合の団体戦が実施される。
(Photo by Takuji Yoshikura)
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