世界柔道2位の向翔一郎、姉はV.V Meiにも勝利し女子格闘技でも期待された逸材
8月29日(木)、日本武道館において世界柔道選手権に初出場ながら強豪ひしめく90kg級で、快進撃を見せ、準優勝を果たした向翔一郎(むかい・しょういちろう/23=ALSOK)。
向井はキックボクシングを練習に取り入れるなど“異端児”と呼ばれ、SNSでもキックボクシングのジムでのミット練習でパンチやキックを放つ動画が度々アップされる。
彼には女子格闘技で活躍した姉がいる。“極める系女子”とも言われた向奈都美(むかい・なつみ/マスタージャパン)だ。
高校で柔道全国高校体重別選手権全国2位、大学では後に世界女子金メダリストの出口クリスタも輩出する山梨学院大の柔道部で活躍。大学4年の時に2014年サンボ全日本選手権大会56キロ級優勝、2014年サンボ世界選手権56キロ級世界4位の実績を持つ。
そして、大学を卒業しプロに転向、2015年10月のプロ柔術『Ground Impact 2015』では、富松恵美には腕十字で一本勝ち、決勝ではキムラロックでV.V Meiに一本勝ちし優勝している。
DEEP JEWELSにグラップリングルールでも参戦しプロデビュー戦となった15年8月、杉本恵に1R3分29秒でアームロックで一本勝ち、2戦目は2016年3月に後に第6代DEEP JEWELSアトム級となる前澤智に1R3分30秒で一本勝ち。3戦目は同年6月に長野美香と接戦を演じ判定で勝利しており、グラップリングルールで無敗を誇ったが、MMAルールでのデビューも期待されていた。しかし、その後、試合に出ていない。
所属したマスタージャパン関係者によると「彼女は小学校からずっと柔道で活躍してきた選手。やはりモノが違った。ポテンシャルが違いましたね。柔道の技で勝てちゃう。MMAを真剣に続けていたら間違いなく世界トップに行けたレベル」と評した。
聞くとその後結婚し、現在は地方に越して1児の母として育児に奮闘中だと言う。選手としての活動はしておらず格闘技界としては惜しい逸材だ。
向の父は柔道師範で柔道一家で育った二人。姉の大活躍といい、向にはかなりのポテンシャルがありそうだ。今後の活躍に期待したい。
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