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【RISE】那須川天心が目指すもの、ボクシングかキックか「時間がない」とも語る理由

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2019/09/17(火)UP

-58kg級で世界トーナメントで優勝しトリケラトプス拳のポーズを見せる那須川天心

 9月16日(月)RISE-58kg級世界トーナメントで優勝した那須川天心(21=TARGET/Cygames)が翌17日21時からABEMAで放送されたABEMAPrimeに生出演。昨日の試合から、これからの目標などについて語った。

 世界一になった那須川は「ベルトには興味がなくて、ベルトよりも名誉、みなさんの期待に答えるのが一番、ベルトはそのあとについてくる」とプロ論を展開。
 対戦した志朗については「タイで大きな試合を控えているのにそれを蹴って、僕を倒すということでこのトーナメントに参戦してくれた。そんな人はなかなかいない」と志朗を格闘家として褒める。
 更に「志朗選手は研究熱心で毎日僕の映像を3〜4時間見て、研究していたほど対戦するたびに戦い方を変える」と那須川が言う。そこで那須川も映像を見て研究するタイプかと聞かれると「研究しないタイプ。それより自分を高める練習をする。高めれば、過去の映像より強くなっているし。選手には2パターンいる」と答えた。

元世界王者の亀田興毅にアッパーを見舞う那須川。ボクシングルールで対戦し圧倒した。

 昨日、那須川が試合後のマイクアピールでK-1の武尊との対戦を要求したことについては「やるんだったらお互い全盛期のうちにやりたい。やっぱり強い奴とやりたい、その選手を倒したい、それが一番の気持ち。選手は誰でもそうだと思う」とK-1のトップ選手の武尊と全盛期だからこそやりたいと格闘家として当然の気持ちであると語った。また、那須川はマイクアピールは勝者だけに与えられた自身の思いを言葉でアピールできる唯一の場であるとも。
 武尊も那須川と戦う意思があることをSNSで表明している。しかし、K−1がプロ団体として3年契約を条件としており、それでは参戦できないと語る。それは彼が目指す目標からか。

 那須川には大きな最終目標がある。「見据えている大きなプランはある、それは実現するかわからないので確実には言えない。ボクシングはやりたい気持ちは大分ある。でもまだ言えない。視野には入ってるけど、人と一緒のことはやりたくない」と明言は避けた。

 総合格闘技については「距離を置いている。可能性が無いわけでは無いけど、出るのならキックを全て辞めて出ないといけないのが理由」とした。

井上尚弥と那須川天心の2ショット。今年8月、ニック永末氏の紹介で会食した。@TeppenTenshinより

 ではキックについては「ヨーロッパ、アジアで盛んだけど、アウェーでもいいからやりたい。日本代表として世界に出たい」と語り、ボクシングかキックボクシングの立ち技で最終目標に向かう模様。理想の那須川天心像を聞かれると「目標の3割しか到達していない」と語った。ここまで強くてまだ3割。10割に達するまであと何年かかるのか。

 参考までに、今年5月に那須川のインタビューの際、WBSSで活躍する井上尚弥を例に出した。「僕も置いて行かれないようにしていきたい」と井上の活躍から大いに刺激を受けている様子を見せた。現在26歳の井上をプロキャリアの全盛期と評し、当時20歳の那須川は井上の全盛期の年齢まで「あと5~6年あるけど、もがいて一生懸命にやれば、ああなれる可能性は無いことは無いと思うので、自分はポジティブな性格ということもありますけど、夢が広がりますね」と微笑む。自身のこれから迎える全盛期については「ジャブでKOしたりして(笑)そのくらい強くなっていたいです。これからは夢と希望しかないですね」と語っている。

 今番組で那須川は「総合もやってきたし、メイウェザーとやったし一生チャレンジャーで行やって行きたい」と語った。成長する時間を意識する21歳が神童から怪物へ大きく進化しようとしている。

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