2019/09/27（金）UP
（最終更新：2019/09/27 20:37）

朝倉海が10.12RIZIN大阪大会に出場決定、対戦相手・佐々木の写真を持つ

　10月12日（土）エディオンアリーナ大阪にて開催される『RIZIN.19』の対戦カード発表会見が9月27日（金）都内にて行われた。

　朝倉海（25＝トライフォース赤坂）vs佐々木憂流迦（29＝Serra Longo Fight Team）のワンマッチが決定。元々、朝倉と佐々木の一戦は今年4月のRIZINで予定されていた。しかし、佐々木が内臓疾患によるドクターストップのため欠場となり、両者の対戦は流れたが、この大阪大会で実現することとなった。

　会見に出席した榊原CEOは、「8月18日『RIZIN.18』での朝倉海選手のジャイアントキリング以降、格闘技界の選手の順列も大きく変わったし、我々のマッチメイクの編成も大きく軌道修正することになりました。そんな中、9月16日のRISEでは那須川天心選手の拳の骨折ということもあり、出場を予定していましたが叶わず、マッチメイクに苦戦している中で、朝倉海が『だったら俺行きます』と言ってくれました」と、今回の背景を説明。

会見に出席した榊原CEO（左）と朝倉

　朝倉の参戦について「当然大晦日まで温存しておきたいという思いもありながら、格闘家もそうですが、プロモーターも守りに入って計算し始めたら、ろくなことがないので、ここは朝倉選手の男気に感謝して大阪の試合を組見ました。朝倉選手は新しい潮流を作るために決めてくれたのだと思います。対戦相手には一度対戦が流れた佐々木憂流迦に話をすると、前回自分の体調不良で流れているので、２つ返事で受けてくれました。流れからいくと、朝倉が憂流迦に勝って大晦日で堀口戦、と考えるでしょうが、堀口に挑んだ朝倉海のように、佐々木選手もこのチャンスで喰ってやろうと来ると思います」と展望を語った。

　朝倉は「僕自身、10月大会はパスして、12月の堀口選手とのタイトル戦に向けて集中してやっていこうと思っていたんですが、榊原社長から10月大会のマッチメイクの話を聞いて、それなら俺がやってやろうとスイッチを入れました」と出場を決めた時の心境を述べた。

朝倉（右）が堀口にクロスカウンターをヒットさせた瞬間

　そして「前回の大会で堀口選手に勝てたことは、単に試合に勝ったというだけではなくて、堀口選手が常々口にしている『RIZINを盛り上げる』、『日本の格闘技を盛り上げる』という気持ちを、僕も受け取ったということだと思っています」と言い、「今回、兄貴（朝倉未来）も堀口選手も天心選手もいない中で、俺がやるしかないと思っているし、俺が先頭に立ってRIZINを盛り上げたいと思います」と気合を入れた。

　また「今回地上波で放映していただけるということで、俺の派手な試合を世間に届けて、また格闘技熱を爆発させたいと思っています。楽しみにしていてください」と、試合にかける熱い想いを語った。

　一方、佐々木からは「前回飛ばしてしまった試合の分の思いを乗せて今回の試合は絶対勝つ。最高の試合にするので、最高に楽しみにしていてください」と会見で意気込みのコメントが届けられた。