【新極真会】世界大会に挑む白蓮・山口翔大、決勝で王者島本と対決熱望「フルコン空手が盛り上がる」
11月9日(土)、10日(日)の二日間にわたって、武蔵野の森スポーツプラザにて開催される新極真会の『第12回全世界空手道選手権大会』。直接打撃制の素手によるフルコンタクト、体重無差別の過酷なトーナメントとなる。
今年5月に行われた新極真をはじめ300超の流派、団体が加盟するJFKO(公益社団法人 全日本フルコンタクト空手道連盟)の全日本選手権の各階級(軽量・中量・軽重量・重量)の各階級の優勝者が、この世界大会の出場資格を獲得した。
結果、新極真会以外の流派からは男子の部では2人が出場する。軽量級優勝者の大石航輝(23=芦原会館)と、重量級優勝者の山口翔大(29=白蓮会館)だ。
山口はフルコンタクト界の重量級では間違いなく日本トップクラスに位置する実力者。今年のJFKOで重量級優勝し出場権を勝ち獲った山口。準決勝では昨年の新極真の全日本王者で前回世界2位の入来建武、決勝戦では125kg・世界最重量選手の落合光星と言った主力選手を下しての優勝している。2017年のJFKO全日本重量級に次いで2度目の優勝だ。ホームである白蓮会館の全日本大会(重量級)では5回の優勝を果たしている。
白蓮会館には”打倒極真”の伝統がある。南豪宏は92年の全日本ウエイト制・重量級で準優勝し最強の侵略者と呼ばれた。以降も全日本のウェイト制大会では決勝に進む選手も生み出し、常に極真へ挑戦し続けた白蓮会館。
「白蓮会館には南師範から始まってきたストーリーがあります。もし僕一人だったら、そこまで信念が無かったと思います。だから『次は僕の番』と燃えています」と気を吐く山口。「新極真会になってからの世界大会で、他流派による正規のルート(選考試合)での出場は初めてです。自分は年齢的にも最後なので、4年後は少し厳しい、今回しか無い」とビッグチャンスで活躍を狙う。
「新極真の選手は強く、他流派が世界大会に出たり、全日本クラスの重量級で他流派の選手が勝つなど想像もしなかったこと。自分が勝つことで、他流派が挑戦する姿を見せることで、子どもたちにも夢を見せられるかな。ジュニア(の選手)で終わっちゃう子が多いので」と語る。
さらに「反対ブロックは島本(雄二)選手が上がってくる。僕が決勝で島本選手とやることで、フルコンタクト空手全体が盛り上がるのでそこは狙っていきたい」と空手界全体の盛り上がりを見据える。
試合では「相手のやりたいことをやらせず、自分がそれ以上のこと、ダメージでも全てに置いて優位に立つ」と対戦選手には全局面において上回るつもりだと意気込んだ。
二人は厳しいトーナメントを勝ち抜き、史上初の”他流派による世界大会優勝”という偉業を達成することが出来るか。
☆新極真会のイーファイト特設サイト(見所、選手紹介、第1回世界大会からの伝説の動画も)
▼山口翔大(29=白蓮会館)が優勝した2019年のJFKO重量級 決勝戦
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