【ボクシング】井上拓真「兄弟W勝利を」対するウバーリ「彼は私ほど強いボクサーとは戦ってない」
11月7日(木) さいたまスーパーアリーナにて行われるワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)のバンタム級決勝戦と『WBC世界バンタム級王座統一戦』の記者会見と調印式が5日、都内にて行われた。
『WBC世界バンタム級王座統一戦』では、正規王者にノルディーヌ・ウバーリ(33=フランス)と、暫定王者には尚弥の弟で井上拓真(23=大橋)がいるため対戦し、真の王座に統一される一戦だ。
ウバーリは統一戦に「自分がナンバーワンだということを皆さんにお見せしたい」と自信。
そして「拓真選手にはここまでやってこられたこと、おめでとうと申し上げたい。ただ、彼は私のような強さを持つボクサーとはやってきたことがないと思う。もちろん彼は良いボクサーだが、私ほど強いボクサーを相手にしたことはないと思う。だから今回の試合で彼よりも勝っているということを世界中に示したいと思う。」と暫定王者の拓真には負けることがないとした。
1日の公開練習では、KOにこだわっていないというウバーリだが、戦績は16勝(12KO)無敗と75%の高いKO率を誇る。サウスポーからの踏み込んでの左ストレート、そして回転力のあるパンチの連打が特徴的。
アマチュア時代の戦績は400戦以上、2度(北京、ロンドン)オリンピックに出場し、07年の世界選手権では銅メダルを獲得している。
一方、拓真も全国高校総体で優勝するなどアマチュアで戦績を積みプロ転向。13戦(3KO)無敗と無敗同士の対戦となる。
拓真は「勝負の鍵はいかに自分のボクシングを出せるかにかかっている。自分のボクシングが出せれば間違いなく勝てると思う。練習でも試行錯誤してやってきて、今は自信しかないので自分がしっかり勝って兄にいいバトンを繋げる。初の兄弟ダブル世界戦なので必ず兄弟でダブル勝利したい」と意気込んだ。
尚弥、拓真ともに調子は良いようで、父である井上真吾トレーナーは息子2人を送り出すことに「最高の練習ができて最高の仕上がり、自分でも楽しみで仕方がない」とコメントした。
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