【ZST】今年の空道王者・安富北斗が大道塾から独立、1.26MMAデビュー戦
1月26日(日)東京・新宿FACEで開催される『ZST.67』に安富北斗(22=リバーサルジム新宿)の参戦が、12月1日(日)都内で行われた会見で発表された。
安富は、2019北斗旗空道全日本体力別選手権‐250クラス王者をはじめ、第3回アジア空道選手権大会250クラス 第3位、第5回空道世界選手権大会250クラス ベスト8など空道で数々の実績を残してきたファイター。
空道は、空手から発展した武道であり、頭部に防具着用のもと突き技、蹴りに加え、投げ、頭突き、肘打ち、寝技、関節技、絞め技など様々な攻撃が認められる着衣総合格闘技である。
MMAルールなどを基本とするZSTに、なぜ空道で活躍してきた安富が参戦を決めたのか。「9月に空道を辞めた後、元々総合格闘技に興味があったのでタイミングもあって、Twitterでの募集を見て連絡させて頂きました」と安富は以前からMMAに興味があったという。通常体重が70kgで、デビュー戦はフェザー級(60kg以上65kg未満)で行う。
「ZSTは様々なルールを試合に取り入れているため、他競技からの転向にも向いている」という、ZSTプロデューサーの勝村周一朗氏は「ZSTに参戦したい選手から連絡がいくつか来ていて、その中で面白いなという選手に声をかけさせて頂きました。早速ジムに来てもらってこれは凄い逸材だと思いました」と太鼓判を押す。
さらに、勝村プロデューサーのジムで安富が練習した際に「プロ選手とやりあったのを見て逸材だと思いました。腰の強さというか、全く寝かせられなかったので」と空道で鍛え上げられた腰の強さに度肝を抜いたという。
地元の北海道から上京した安富はこれからの練習は仕事の都合もあり週に一回は、リバーサルジム横浜で勝村プロデューサーのもとで、その日以外はリバーサルジム新宿で練習を積んでいくことになるという。
安富のMMAデビュー戦は1月26日の『ZST.67』に決定。対戦相手は未定だ。安富は「ZSTに参戦が決まって、まだ(プロで)1戦もしていなくてこれから経験を積んでいきたいです」と新天地では、自身のキャリアを積んでいきたいとコメント。
これまで戦ってきた空道との違いについては「(空道は)防具がありましたが、今回から防具がなくなるというのもあるし、練習してみると距離感などが全然違ったので、試合では対応して練習の成果を見せたいです」とこれまで築いてきた空道の実績を新しいルールに対応させられるか注目だ。
憧れの選手はいるのかという記者からの問いかけには「伊藤盛一郎選手です。横浜で練習させていただいたときに、組みの展開の強さだったりが凄いと思いました」と語る。ZSTのリングからMMAのキャリアをスタートさせる安富が、1月26日にどんな試合を見せるか目が離せない。
♢選手データ
・安富北斗(22=リバーサルジム新宿)
・身長176.5cm 通常体重 70kg
・北海道 帯広市出身
・テイクダウンされない腰の強さと強烈な打撃が武器
・主なタイトル獲得歴 第3回アジア空道選手権大会250クラス 第3位、第5回空道世界選手権 250クラス ベスト8、2019年全日本空道体力別選手権大会250クラス 優勝
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