【RISE】那須川天心、世界トーナメント優勝賞金1000万円を全額寄付
RISE世界フェザー級王者・那須川天心(21=TARGET/Cygames)が12月11日(水)千葉県庁を訪問、9月16日に『RISE WORLD SERIES 2019 -58kg Tournament』で獲得した優勝賞金1,000万円の寄付授与会見を行った。
優勝賞金は千葉県防災危機管理部と特定非営利活動法人『ピースプロジェクト』にそれぞれ500万円ずつ寄付されることに。『ピースプロジェクト』は、「格闘技を通じて、何か社会貢献をしたい」という那須川と共同で『天心ファミリープロジェクト』を立ち上げ、現在は養護施設やファミリーホームで暮らす子どもたちを那須川の出場する大会に招待したり、施設を訪問して格闘技体験してもらおうという企画を行っている。
今年9月に上陸した台風15号は、関東地方に上陸したものとしては観測史上最強クラスの勢力となった。その影響で千葉県を中心に大きな被害が出たことを受け、那須川は「僕が住んでいるのが千葉県ですし、自然災害はなかなか自分たちではどうすることもできないもの。以前から、自分自身もピースプロジェクト加藤代表の元で恵まれない子供たちの話を聞き共感し、施設団体の支援活動を今、ご一緒に活動させて頂いている中で、今回の自然災害などで様々な困難に遭われてる方々を実際に見て“今僕に出来る事はこれしかない”と思い、両親に相談し、優勝賞金を寄付させて頂く事になりました」と今回の寄付に至った経緯を説明。
自身やジムの仲間には直接的な被害はなかったが、後輩が被害の大きかった市原市に住んでいたことで、突風により家が全壊したとも話した。
この日、那須川から寄付を受理した千葉県防災危機管理部の岡本和貴部長は「21歳とお若いのに千葉県のことを想って、こういう形で義援金をいただけたことは凄くありがたく思います」と感謝の意を述べ、「大みそかに試合をされるということなので、これからも応援させていただきたいと思います」とメッセージを送った。
また、ピースプロジェクトの加藤代表は「口先だけではなく、このように行動に移す部分は年を取った僕も尊敬できる部分。お金に固執していないと言われている天心選手に驚きました」と那須川をたたえた。
同席したRISE伊藤隆代表は「RISEもピースプロジェクトを通じて施設の子どもたちを招待するなど、格闘技を通じて社会貢献の一環としてやっている中で、那須川天心というチャンピオンが今回名乗りを挙げてくれたことを嬉しく思います。天心選手は戦うことで子供たちに勇気と夢を与えられる数少ない選手の一人。一生懸命頑張れば夢が叶うという希望を子供たちに持たせてあげたい」とコメントした。
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