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【ボクシング 】八重樫と対戦の王者ムザラネ「俺はドネアに勝っていた」と強気、寒さも平気

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2019/12/17(火)UP

ムザラネは公開練習で息を切らさずサンドバッグを叩き続けた

 12月23日(月)、神奈川・横浜アリーナにて開催される『IBF世界フライ級タイトルマッチ』で同級王者のモルティ・ムザラネ(37=南アフリカ)が17日(火)公開練習を行った。ムザラネは元世界3階級制覇王者の八重樫東(36=大橋/同級14位)と対戦する。

 ムザラネは昨日16日に来日。会見で日本の寒さはどうかと問われると「東京は寒いけど南アフリカの冬よりは暖かい。問題ない」と言う。

相手を意識しシャドウを行なうムザラネ

 南アフリカでもムザラネのジムがあるヨハネスブルグの高度は1700メートルあり、冬の最低気温は5度以下になることもある。確かに今日の東京の最低気温7度の方が暖かい。しかし今の時期のヨハネスブルグは温暖で最高気温は25度前後、最低気温は17度と、日本とは10度の寒暖差がある。当日までのコンディションでそれが影響が出るかどうか。

 ムザラネに現在のコンディションを聞くと「とてもいい。今からワクワクしている」自信。

ミット打ちで快音を響かせる

 ムザラネのトレーナーはトレーニングキャンプについて「キャンプはヨハネスブルグで行った。ヨハネスブルグは高度が高いため、普段の練習が高地トレーニングになる。スパーリングなど、8〜9週間行なってきた。とてもよく仕上がっている。タフな力強い試合が期待できる」とコンディションは良さそうだ。

 対戦相手の八重樫については「準備を整えてきた。八重樫選手をとてもリスペクトしているが最後にベルトを巻くのは私だ」と意気込んだ。

 王者ムザラネは2000年にプロデビュー。38勝(25KO)2敗の戦績で、このうち一敗は2008年にIBF・IBO世界王者だったノニト・ドネア(フィリピン)に6回TKO負けを喫したもの。
 そしてこの高いKO勝利数の中には後に11秒KO勝利で世界最短KO記録を持つことになるゾラニ・テテから2010年に奪った5RTKO勝利も含まれる。

練習の締めに縄跳びを10分以上行なっていた

 ムザラネは「テテとドネアの試合が一番印象に残っている。ドネア戦ではカットがあって残念だが、それがなければ私は勝っていた」と左まぶたを切り、レフェリーストップでTKO負けしたが、確かにドネアはムザラネの硬いガードに攻めあぐね、ムザラネの返すパンチに被弾するシーンも目立った。ムザラネはドネアのパンチを貰っても失速せず攻め続けた。

 会見後の練習でもウォーミングアップの縄跳び、シャドウ、ミットを1Rずつ、そしてサンドバッグを6R、最後は縄跳びを10分以上はやっていただろう。全く息が切れず調子の良さを伺わせた。

♢選手データ
・モルティ・ムザラネ 1982年10月6日生まれ(37=南アフリカ/王者)
身長:159cm、リーチ:164cm、構え:右
戦績:38勝(25KO)2敗
タイトル:IBF世界フライ級王者

・八重樫 東(やえがし・あきら)
1983年2月25日、岩手県出身(36=大橋/同級14位)
身長:160cm、リーチ:165cm、構え:右
戦績:28勝(16KO)6敗
タイトル:元世界3階級(WBA世界ミニマム、WBC世界フライ、IBF世界ライトフライ)制覇王者

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