【Bellator×RIZIN】渡辺華奈「フィニッシュに行く」元谷友貴「インパクトある勝ち方を」と全米進出も視野

2019/12/17（火）UP
（最終更新：2019/12/17 22:50）

　12月29日（日）にさいたまスーパーアリーナにて開催される『BELLATOR JAPAN』、31日（火）に同会場で行われる『RIZIN.20』において「RIZIN×BELLATOR対抗戦」に出場する4選手が17日都内において公開練習に臨んだ。

　31日『RIZIN.20』においてパトリック・ミックス（26＝アメリカ）と対戦する元谷友貴（30＝フリー）、29日『BELLATOR JAPAN』において イララ・ジョアニ（25＝ブラジル）と対戦する渡辺華奈（31＝FIGHTER’S FLOW）がマススパーを披露。元谷が独特のリズムでかく乱すれば、しっかり見た渡辺が冷静にパンチを返す緊迫感のあるマススパーとなった。

　対抗戦に出場する日本人選手の中では、最も早い出番となる渡辺。「大会に勢いをつけられるように。退くような試合はしたくないですね」と、過去最強の相手と目されるジョアニ相手に真っ向勝負を挑む構えを見せた。

　ジョアニの印象を聞かれると「爆発力が高く、打撃も寝技もできるフィニッシュ力が高い選手」と、目立った穴がないハイレベルな選手と分析した渡辺。しかし渡辺もまた8勝のうち2つのKO、3つの一本勝ちと高いフィニッシュ力を持つ。「私もフィニッシュしに行きます」と完全決着の意気込み。ジョアニを下した先に見える全米進出の可能性にも「（進出）したいですね！」と、この一戦を足掛かりに、さらに大きな舞台への飛躍を目指す。

　石川県出身の元谷は、普段は地元の石川を拠点に練習を行っているが、直近1か月は東京でのトレーニングに力を入れているという。「東京で練習したらどう変わるかな」と変化を求めたという元谷。その手ごたえは感じているようで「全体的なレベルアップを感じる。たくさん練習できています」と、今回の対抗戦に向けた準備は順調なようだ。

　対戦相手であるミックスは12戦無敗のパーフェクトレコードを保持、そして8つの勝利を一本で決めている。そのミックスの印象を元谷は「打撃せずに組み付いて、寝技に持っていくことにこだわっている選手かな」と分析。無敗のレコードには「無敗ですけど、あまり無敗だからどうとかは（無い）。次で負けると思うので」と、レコードは参考にならず自らの勝利は揺るがないと言い切った。

　無敗のミックスを下せば、アメリカからの視線を集めることにもなるこの一戦。元谷は「勝てば結果的にそうなる」と、アメリカ遠征にも前向きな姿勢を見せる。「インパクトのある勝ち方をしたい」と勝利を見据える元谷は、さらなる大きな戦いの舞台へ足を踏み入れることができるか。

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