【RIZIN】那須川天心、江幡塁のパンチは「早いうちに見切る」リスク辞さず攻めると予告
12月31日(火)さいたまスーパーアリーナで開催される『RIZIN.20』のセミファイナル「RIZIN キックボクシング特別ルール 3分3R 延長1R(56.0kg)」で、江幡塁(28=伊原道場本部/新日本キックボクシング協会)と対戦する、那須川天心(21=TARGET/Cygames)が23日(月)所属ジムにて公開練習を行った。
那須川はこれまで無敗記録を更新してきた”キックボクシング界の最高傑作”との呼び声高いが、今回の対戦相手は新日本キックボクシングを主戦場に”打倒ムエタイ”を掲げてきた江幡兄弟の弟・塁だ。
これまでで最強クラスの相手との対戦を控えた那須川は、公開練習でキレのあるシャドーを披露。その後のミット打ちでは那須川の代名詞とも言える左ストレートや飛びヒザをはじめとする技を次々とミットに叩き込み快音を響かせた。終始リラックスした状態で、その後の囲い込み取材に応じた。
現在のコンディションを聞かれた那須川は「いい感じですね。9月に試合が終わって、結構期間が空きましたけど、一段落してダメージも抜けて調子もいいです」と好調ぶりをアピール。
これまで57kg前後の契約での試合が多かったが「久々に適性階級に近い56kg契約ということで、減量はありますけど(減量の幅は)普通の選手くらいですね。あと残り3kgほどで問題ないです」と減量も順調に進んでいる。
拳を怪我していたため2週間ほど休息の時間があったが「できることをやっていました。体を動かすことだけが練習じゃないので、ジムには選手も多くてサポートしたりすることも勉強になるので。強くなるために色んなことはやってきました」とできる範囲で努力を継続してきた。
「必殺技は用意していますよ」と目を輝かせる那須川。「今までやったことのない技、パターンを用意できていますし今回力抜いて、脱力して練習ができているので上手くハマればいいかなと思っています」と今回の対戦に向けて新たな秘策を用意しているという。
対戦相手の江幡は右ストレートで強豪日本人相手にKO勝利を積み重ねている。「江幡選手は基本がしっかりできている選手。右ストレートは強いと思いますし、速いようで遅いストレートというか、タイミングを変えて打ってくる。普通のストレートと打ち方や強弱があるところが違う」と分析する。それもそのはず、江幡は日本屈指のサウスポー・小笠原瑛作に右ストレートを打ち込みKOしている。
そのストレートに対して那須川は「早いうちに見切っちゃおうと思っています。試合してみないと分からないけど当たらないと思いますよ。ああいう選手と戦ってきたこともありますし」とあっさり適応して自身には当たらないとイメージしている。
江幡が強豪タイ人にこれまで立ち向かってきた、強烈な右ローキックに対しても「強そうで重そうで、速い」と脅威だというが、「僕はサウスポーなので当たる機会がないし、ローに対して何を合わせようかなって考えています。僕は全部の技に対して相手がやってくることを読んで、全部合わせてやろうかな」とカウンターをしっかり取ることで攻略すると宣言した。
那須川と同じサウスポーの小笠原と江幡が対戦した試合は「何度か見ましたし、弱点も見つけました。僕はある程度の形は研究しますけど、対峙しないと分からない部分は多いので。サウスポーは苦じゃないんだなって」と弱点を発見したが、江幡はサウスポーに対応してくるとも予想している。
「今回は良いカードが揃っていて、その中で対戦した者同士で拮抗する試合が多いと思っている。僕も(江幡と)拮抗すると思われていると思う。でも競った試合にしようとは思っていないので、感覚的に祭りというかリスク冒しても行くべきなんじゃないかな」と大晦日らしく、祭りのように盛り上げることを予告した。
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