【K-1】武尊がISKA王者とWタイトル戦「現役あと何年あるか、挑戦する試合を」(武尊)
3月22日(日)さいたまスーパーアリーナで開催される“K-1年間最大のビッグマッチ”『K’FESTA.3』の対戦発表会見が18日、都内にて行われた。
既に参戦が発表されていたK-1スーパー・フェザー級王者 武尊(28=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)の相手はISKA世界ライト級(-61kg)王者アダム・ブアフフ(モロッコ)に決定した。
この試合は『K-1 WORLD GP&ISKAダブルタイトルマッチ』として60kg契約で実施される。ISKAのタイトルマッチがK-1で行われたことはあるが、K-1とISKAのダブルタイトルマッチは初めて。
ブアフフは15戦15勝(9KO)無敗の戦績。中村プロデューサーによると「(ブアフフは)パンチ、多彩な蹴り技を持ち、アグレッシブで、どんな相手にもガンガン行く選手。武尊選手のスーパーフェザー級王者の防衛戦にふさわしいと考えた」という。
会見に出席した武尊は「今回、K-1とISKAのダブルタイトルマッチを組んでもらって光栄です。K-1のチャンピオンは世界一にならないといけないので、世界のチャンピオンと戦えることは嬉しいと思っています。負けたらK-1のベルトが海外へ流出してしまうので、僕がK-1とISKAのベルトを巻いて3月11日は最後にリングに立っていたいと思います。(試合映像を見た印象では)アグレッシブで、攻撃一発一発が打撃を持っているなという印象。映像を観るのと戦うのでは強さの印象が違うので、気合を入れてやりたい」と決意を語った。
現在28歳の武尊は「現役あと何年あるかわからない中で、守る試合じゃなくて挑戦する試合、海外とやる試合をやりたいとK-1側とも話していて、ヨーロッパにあるISKAのベルトを獲りたいとも話していたのですごく嬉しく思います」と語った。
一方、ブアフフは会見には出席しなかったがコメントが届き「自分のファイターとしての価値を認めてもらえたと思った。武尊は初めての敗北を味わうことになるだろう。K-1は世界トップレベルの選手が集まるリングだが、自分もISKAの世界王者としてプライドを持っている。モロッコから日本に来て手ぶらで帰るつもりはない。2つのベルトをモロッコに持って帰る」と自信に満ちた内容だった。果たしてK-1のベルトがモロッコに持っていかれる事態になるのか。
武尊は前戦の昨年11月、拳の腱断裂から長期休養明けの復帰戦でK-1 WORLD GPフェザー級王者の村越優太に大苦戦ながらも判定勝利。あれから4ヶ月後のこのWタイトルマッチで、本領発揮といきたいところだ。
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