【RISE】初参戦の伊藤紗弥「RISEのベルトを巻いてONEに出たい」
2020年2月11日(火・祝)東京・新宿FACEで開催される『RISE GIRLS POWER2』にムエタイ世界三冠王の伊藤紗弥(尚武会)が初参戦し、NJKFミネルヴァ日本ピン級王者のAyaka(健心塾)とアトム級(-46kg)3分3R延長1Rで対戦する。
伊藤は4歳の頃からムエタイを始め、僅か13歳でWPMF女子世界ピン級暫定王座を獲得。その後はWBCムエタイ、WMCなど世界三冠王となり“天才ムエタイ少女”として名を馳せ、昨年12月にはムエタイ興行『BOM』で奥脇奈々に差をつけフルマークの判定勝利を果たしている。
1年ぶりの実戦となった奥脇戦へ向けての練習では、久しぶりの試合ですぐ疲れたりスタミナ不足を感じたとも言う伊藤だが、今回は練習でも動けており、調子が良いと語る。今回の契約体重は46kg、通常体重が47kg以下のため減量もないといってもいい程だそう。
今回初のRISE参戦となり、ムエタイルールでの試合がメインの伊藤は、プロになってからヒジ無しで闘うのは初めてだが、アマチュアの時にはヒジ無しルールを何度か経験しており、それほど違和感はないと言う。
また、ムエタイの5R制に対し、今回は3R制となることについて「1Rから攻めなければいけないと思いますね」と初回から攻めていく構え。さらに今回は1R3分となるが「私は2分5Rの試合に出ることが多かったんですけど、練習はいつも1R3分でやっているので問題はないと思います」と、不安はないようだ。
対戦相手の現役高校生、Ayakaの試合動画を見た印象は「私はムエタイなのですが、Ayaka選手の闘い方はキックボクシングという感じですね。今の選手という感じがしました」と評した。
「たぶん(Ayakaにとって)一番いい時だと思うので、ガンガン来るんじゃないかと思います。(警戒するのは)まずはパンチ。そして動きですね。蹴ったと思ったら距離をとるなど、キックボクサーは結構動くんです。だからなるべく自分から前に出ようと思っています。待つと多分やられてしまうので。前蹴りを使って、距離をとりながら攻めようと思っています」とRISEルールに慣れている相手に対し、負けないようにしたいと語る。
今回はヒジ打ちや首相撲の練習をせず、RISE用の練習ばかりしているという伊藤。「前蹴りとローキックの練習を中心にやっています。あと今まではめったにやらなかったけど、パンチの練習もやっています。今回は試合でも出したいです」と意気込む。
RISE GIRLS POWERには継続参戦を考えているといい、「今年の目標はずっと負けないこと。最終的にはONE Championshipに出たいんですけど、国内ではRISEのベルトを巻きたいです。だから対戦相手にもよるけど、今年は2~3カ月間隔で試合をしていきたいと思っています」と語気を強め、「2020年は忙しくしたいんです」と微笑んだ。
4月26日(日)には既に地元八王子で開催される『ムエローク八王子2020』でWPMF世界ミニフライ級チャンピオンのクラップダム・トームアンペットとの試合も決まっている伊藤。かつての”天才ムエタイ少女”は”ムエタイ才女”となり、キックルールでも天才の名を我が物にするのか、2020年の活躍が期待される。
▼第6試合 アトム級(-46kg)3分3R延長1R
伊藤紗弥(尚武会/WBCムエタイ世界女子ミニフライ級王者、WPMF世界女子ピン級王者、WMC女子世界ミニフライ級王者)
vs
Ayaka(健心塾/NJKFミネルヴァ日本ピン級王者)
♢選手データ
・伊藤紗弥 1999年1月7日/東京都出身/尚武会所属
154cm/46kg
構え:オーソドックス
獲得タイトル:元WPMF世界&日本女子ピン級王者、WMC世界女子アトム級王者、WBCムエタイ世界女子ミニフライ級王者
・Ayaka 2001年5月29日/三重県出身/健心塾所属
150cm/46kg
構え:オーソドックス
獲得タイトル:NJKFミネルヴァ日本ピン級王者
☆2.11 RISE GIRLS POWER 対戦カード、イベント情報はこちら
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