【Krush】近藤魁成が“原点の地”で再起戦、前Bigbang王者・山際和希と対決
3月28日(土)東京・後楽園ホールで開催される『Krush.112』の対戦カードが発表された。
”スーパー高校生”として注目を集めてきた近藤魁成が、高校卒業後初となるであろう試合に臨む。近藤は蹴りの鋭さに定評のある、前Bigbangウェルター級王者・山際和希とウェルター級の一戦(3分3R延長1R)で対決する。
近藤はK-1甲子園を2017、2018年と優勝し史上初の連覇を達成。18年3月のデビュー以来プロ無敗だったが、19年6月のKrushで、Krushウェルター級王者・木村“フィリップ”ミノルに挑戦し、1Rにダウンを奪うも逆転KO負けを喫した。8月のK-1ではKO勝利で復活を果たすも、11月のK-1では日本人無敗のジョーダン・ピケオーと戦いKO敗北した。
対する山際は前Bigbangウェルター級王者、初代K-1ウェルター級王座決定トーナメント3位の実績を持つ。豪快な右ミドルキックとパンチの威力に定評がある。現在はBigbangとKrushをメインに活躍し、昨年のKrush戦績は1勝1敗。
近藤はコメントで「2019年はノビノビと戦ってなかったと思う。高校生チャンピオンになることをリングの上でも言ったりしていて、プレッシャーを感じすぎてたのかな。2020年は自分らしく生き生きと戦う」と語る。対戦相手・山際の印象については「僕はあまり自分以外の試合を見ないので分からないです」とポーカーフェイスだ。
対する山際は近藤とのオファーが来た時に「木村選手とのオファーが来た時以来の衝撃」と語る。”衝撃”の理由については「 こんなこと言っていいのか、ちょっと分からないですけど、こんな強い選手とやって大丈夫なのかなという危機感と、こんな有名な選手とやれるというワクワク感」だと言う。
山際は近藤の印象について「僕が負けてしまった松岡力選手にも圧勝してますし、木村選手やピケオー選手といったすごい強い選手にも渡り合ってるので、少ないキャリアで本当に凄いなと思います。あとは攻撃力が凄いので、そこをしっかり気をつけて戦おうかなと思ってます」と謙虚にリスペクトする。さらに「挑戦者の気持ちで」向かっていくと意気込んだ。
近藤はプロ6戦のうち、実に5戦をK-1のリングで戦っている。3月のK-1大イベント『K’FESTA』を前に、今回はKrushでの参戦となる。試合発表後、近藤はSNSで「K-1に出ると思ってたって声が多いですが、僕はKrushがきっかけで格闘家として生きることを決めました。瀧谷涉太選手が優勝した55kg王者決定トーナメントを見て感動してこの道を選んだ。KrushはKrushで最高の舞台」と投稿している。
近藤は幼少時、股関節の機能障害を起こす難病”ペルテス病”で4年間歩けず生活しており、入院生活の中でKrushの試合を見てキックボクサーを志したと語ったことがある。原点の地での再起戦、近藤は自分らしい戦いで勝利し、再び王者への道を走ることが出来るか。
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