【シュートボクシング】居合パンチの町田光、”忍者”宮越慶二郎を「投げまくってやる」=前日計量
2月15日(土)東京・後楽園ホールにて開催されるシリーズ開幕戦『SHOOT BOXING 2020 act.1』の前日計量が14日、都内にて行われ、第8試合『64.0kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R』に出場するWPMF世界スーパーフェザー級王者・町田 光(橋本道場)は400gアンダーの63.6kg、元WBCムエタイ・インターナショナル・ライト級王者の宮越慶二郎(拳粋会)は50gアンダーの63.95kgで一発パスした。
町田は50戦以上のキャリアを持ち、WPMF世界スーパーフェザー級王座、INNOVATIONのスーパーフェザー級王座など計5つのタイトルを獲得してきた日本トップクラスの実力者。居合の構えから左フックを叩きつける“居合パンチ”をはじめとする数々の必殺技と超個性的な戦い方で人気を呼ぶ。
シュートボクシングには昨年6月に初参戦しバックドロップでシュートポイントを奪うなどして勝利。12月の西岡蓮太戦では、3R終盤にまたもバックドロップを決め西岡の連勝を5でストップする勝利を挙げた。
対する宮越は国内ライト~スーパーライト級屈指の実力者として知られ、ホームリングのNJKFのほか、KNOCK OUTや中国のクンルンファイトに参戦。”ニンジャステップ”と呼ばれる変化自在なフットワークを武器に、国内外の強豪たちと対戦を重ねた。昨年4月には当時新日本キックライト級王者の勝次からダウンを奪う快勝を見せている。
シュートボクシングには2017年9月の海人戦(カットによる5RTKO負け)以来の参戦だ。
二人は計量後の会見で以下のように語った。
町田光
「今回でSB3戦目です。僕にとってSBのリングはプロレスだと思ってます。町田光のプロレスを思いっきり体現しますので、明日はもう投げて投げて投げまくってやろうと思います。K-1、RISEとかのリングではできない戦いを見せるので期待してください。宮越選手とは8年前に対戦していて、変則的なステップワークとスイッチを頻繁にするのでやりづらいと感じました。僕の投げを警戒していると思うので、その上でどう組むかが今回のテーマ。どうにか工夫して首相撲に持っていこうと思います」
宮越慶二郎
「町田選手が2度SBに出てバックドロップで勝っているというので試合映像を見たら、くっ付いてばっかりでした。それだとお客さんは面白くないので、僕がしっかりニンジャステップで避けながらパンチを入れます。楽しみにして下さい。(町田の)組み付きを警戒していますが、いくつか必殺のパンチなどを用意しているので楽しみにしていて下さい」
町田と宮越の”サムライvsニンジャ”対決は、自由度の高いシュートボクシングのリングでどんな展開を見せるか注目の一戦だ。
なお、今回の興行のメインはS-cup2018世界王者・海人(TEAM F.O.D)とブアカーオの推薦選手でWPMF世界スーパーライト級王者、ルンピニー6位ピンペット・バンチャメーク(タイ)。
セミではSB日本スーパーフェザー級王者の笠原弘希(シーザージム)vs元J-NETWORKライト級王者の前口太尊(TEAM TEPPEN)。
第6試合では16歳ながらSB日本女子ミニマム級王者の女神(TIA辻道場)vs NJKFミネルヴァ・ライトフライ級王者sasori(テツジム)など王者または元王者対決が用意され、出場選手全員が計量をパスした。
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