【海外ムエタイ】強打の16歳・和田拓飛が、ラジャダムナンでまたもTKO勝利
『スックワンギントン』
2020年3月1日(日・現地時間)タイ・ラジャダムナンスタジアム
▼第 3試合
○和田拓飛(team未来)
4R TKO(※ボディ)
●ヨードセンチャイ・ソーッサクナリン(タイ)
ウォー・ワンチャイプロモーション所属の和田拓飛(16=team未来)がラジャダムナンスタジアムに参戦した。
和田はムエタイの本場・タイを中心に活躍するファイター。ジュニア時代から様々な大会で優勝している”ムエタイエリート”だ。
現在は、引き分けを挟んで6連勝と絶好調の和田。ラジャでの試合は昨年6月のTKO(ボディ攻め)勝利以来となる。今回は2月初旬からタイ合宿入りし、11日にはバンコク市内のムエタイ戦で初回ボディでのTKO勝利をおさめたばかりだ。
なお今回はこれまでいた萬田道場から、新設で実父が代表の「Team未来」に移籍して初の試合となる。
対戦相手のヨードセンチャイは、45戦の戦績を持つ15歳の新鋭。和田とは2年前に対戦しており、その時は和田が判定負けしている。
1R、互いに探り合うが、和田がローキックとミドルでペースを握る
2R、パンチを振り出す和田。和田の強打を警戒するヨードセンチャイの手数が減る。
3R、ヨードセンチャイが強引に組みつき、試合は首相撲の間合いへ。ヨードセンチャイの放ったヒジが和田の鼻頭にヒットすると、和田の鼻頭が切れ鼻血と一緒に流れ出る。
和田の顔面が血で真っ赤に染まってゆくが、和田はペースを崩さずパンチと蹴りでヨードセンチャイを揺さぶる。
4R、しぶとく組み付くヨードセンチャイに、和田は右ストレートや左ボディーフックを叩き込む。和田の放った左フックがヨードセンチャイの脇腹に大きくヒットすると、ヨードセンチャイの動きが一瞬止まる。
和田はパンチを細かくまとめ、再びボディーに強烈なパンチを叩き込むと、ヨードセンチャイは顔色を変えてマットに崩れ落ちた。
ヨードセンチャイはボディーが完全に効いてしまい、立ち上がってくることができない。レフリーがカウント8を数えたところで試合終了。和田が4ラウンドTKO勝利を決めた。
3週間前の試合でも、ボディーフックからのパンチラッシュでKO勝利していた和田。今回、ヨードセンチャイは警戒した様子で、和田のパンチに蹴りを合わせてきたが、和田の強打が勝った。
和田の戦い方もタイ陣営に研究されはじめてきており、今後の和田の戦い方が楽しみなところだ。
和田は「今回長期タイ遠征で2試合をして、どちらもボディーでKO勝ちできました。当て勘というか、よい感覚を掴めたと思います」と強打に自信を深めた様子。次戦も更なるステップアップとなる試合が決定している。
(Photo & Text Hiroshi Soda 早田寛)
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