【ムエタイ】RISEアジアT参戦のパジャンチャイがルンピニー3階級制覇、ラジャ合わせ5冠達成の快挙
2月11日(火)タイ・ルンピニースタジアムにて、元ルンピニー二冠、元ラジャダムナン二冠のパジャンチャイ・PKセンチャイムエタイジム(タイ)が、五冠目のムエタイ殿堂王座としてルンピニースタジアム認定スーパーバンタム級王座を獲得した。
パジャンチャイは元ルンピニースタジアム認定フライ級・スーパーフライ級の2階級、ラジャダムナンスタジアム認定フライ級・スーパーフライ級の2階級制覇に加え、サパームエタイローのスーパーフライ級、S-1のタイトルなども獲得している、ムエタイ軽量級最強クラスのファイターだ。
今回の相手は、ペットサマン・ソー・サマンガーメント(タイ)。ペットサマンは昨年11月までは18連勝と勢いに乗っていた。
その連勝の中には、昨年2月の「KNOCK OUT」で大崎一貴を破った激闘王・チョークディーからのTKO勝利や、天才と名高いルンピニーバンタム級王者・コムペットからの勝利も含まれている。
しかし昨年12月パジャンチャイとペットサマンが対決し、パジャンチャイが判定勝利、ペットサマンの連勝をストップした。
リマッチにして王座決定戦となる今回は、サウスポーのペットサマンに対し、オーソドックスメインのパジャンチャイもサウスポー構えで臨んだ。
試合は鋭いミドル主体のペットサマンに対し、脱力した様子のパジャンチャイは落ち着いてカット、返しのミドルをヒットさせる展開が目立った。
4Rにはペットサマンがスピードあるストレートを多用し攻め込むが、パジャンチャイは組みに持ち込み、ヒジ・ミドルを返す。
試合巧者ぶりを見せつけ、判定勝利でパジャンチャイがルンピニー三階級制覇、ラジャも含んだムエタイ殿堂王座としては五冠目を獲得した。
4月12日(日)エディオンアリーナ大阪で開催される『RISE WORLD SERIES 2020 1st Round』では、「RISE ASIA SERIES 2020」として-55kgトーナメントが行われるが、パジャンチャイも参戦決定している。
パジャンチャイの同門にはスアキムもおり、RISEルールにも適応してくる可能性は高い。
優勝者には那須川天心との対戦権も得られるこのトーナメントには、日本人枠として鈴木真彦、志朗など55kgの強豪が参戦するが、今なお強さを増す現役ルンピニー王者・パジャンチャイを超えることは出来るか。
なお、パジャンチャイは1回戦でフィリピンのフリッツ・ビアグタンと対決。勝ち上がれば鈴木真彦vsケム・チャンの勝者と対戦する。
また、今回のルンピニー興行にはタイ修行中のレベルス軽量級エース・小笠原瑛作も出場。2試合目で判定勝利を収めており、着々と実力を伸ばしていることがうかがえる。
▼今回のタイトル戦動画・タイ国TVのフェイスブックより
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