【ボクシング】問題児ネリがWBA2位から突然のランク外、3月のWBC挑戦者決定戦が原因?
WBAは4月1日までに最新ランキングを更新。元WBC世界バンタム級王者のルイス・ネリ(メキシコ)が、WBA2位のランキングから除外された。
18年3月、WBCバンタム級の初防衛を目指すネリは元王者・山中慎介(帝拳)とのリマッチに体重超過を犯し、タイトル剥奪。WBCの6カ月間の資格停止処分を経て同年10月にWBCバンタム級シルバー王座決定戦に復帰。3回TKO勝ちを収め王座獲得に成功した。
19年11月にエマヌエル・ロドリゲスとWBC世界バンタム級挑戦者決定戦の前日計量で、ネリは規定体重の118ポンドのところ1ポンド(約450グラム)オーバー。ネリは1時間後の再計量を拒否、ロドリゲスに違約金を払って試合を行おうとするもロドリゲス陣営に拒否され、中止に。WBCはネリをランキングから除外した。WBCのマウリシオ・スライマン会長は「努力すらしないのは人としてありえない」と激怒していた。
ネリは主要4団体からランク外となり、世界戦を行えない状況となったが、WBAは2月1日に最新世界ランクで1階級上のスーパーバンタム級2位にランクイン。ファンから驚きの声も上がったが、2月のESPNの独自ランキングでもバンタム級2位(1位は井上尚弥)となり、実力は認められていた。戦績は30勝24KO無敗。母国メキシコでは人気選手の一人だ。
ところが、4月1日に発表されたWBAのランキングではまたもランク外に。一体、何があったのか。
様々な憶測が飛び交うが、3月29日にネリが出場する予定だったWBC世界スーパーバンタム級挑戦者決定戦(ラスベガス:コロナウイルスの影響で試合が中止)が原因だったのかとも囁かれる。せっかくWBAがランクインとなったのにWBCの王座挑戦者決定戦に出るなんて、と言うことであるが、真相はいかに。現在のところWBAからのネリの除外に関する発表はない。
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