UFC電撃移籍のRIZIN王者マネル・ケイプ「引き抜かれました」榊原代表が経緯語る
4月2日、19時よりRIZINのYouTubeにて緊急会見が生配信され、4月19日『RIZIN22』の中止会見が行われた。
この2日前の3月31日には、RIZINバンタム級王者マネル・ケイプ(26=アンゴラ)が、世界最高峰の総合格闘技団体UFCと契約を締結したと発表している。
これを受け、RIZINの榊原信行代表は会見で「(ケイプは)UFCからフライ級でのオファーが届いて、サインをしました」と明言。「なんだよ、UFCに引き抜かれたのかよ、と思われるでしょうが。引き抜かれました、残念ながら」ときっぱり”引き抜かれ”を認めた。
続けて「RIZINはフェデレーション(競技会)。選手がここで活躍して、ビッグプロモーションからオファーが来た時に、全力で引き剥がすのは僕らのポリシーとは違う。断腸の思いですが、チャンスがあれば行かせてあげたい」と、縛りたくないと語る。
もっとも、ケイプは昨年大みそかに朝倉海を倒して王座に就いたばかり。当初、榊原氏はケイプに「最後でバンタム級タイトルマッチをやって、勝っても負けてもUFCに行けばいいじゃないか」ともう一戦だけ引き止めたそうだが、届かなかったと言う。
続けて「(ケイプが)RIZINチャンピオンになったことで、UFCのプロモーターの視界に入った。ケイプも”(UFCで)2試合勝ったらタイトルマッチ”と言われたらしい。一人のファイターとして胸が踊らないわけがない。悔しい思いもありつつも、UFCで活躍した後、RIZINに戻ってくることを信じて送り出したい」と、選手ファーストの姿勢を貫いた。
今回のことで反省点もあった。「本当に契約で縛りたくないけれど、チャンピオンになった選手には一定の縛りを設ける機会だなと。これからこういうことがないようにしたい」とRIZIN王者に限っては新たな契約のあり方を見直したいとした。
昨年の大晦日には、扇久保博正と石渡伸太郎とでバンタム級王者への挑戦者権を懸けた戦いも行われていた。ケイプが同大会で数試合後に朝倉とのタイトル戦で勝ち王者となったことで、勝った扇久保が今春、ケイプの王座に挑戦する予定となっていた。
榊原氏はケイプの王座は自主返納される予定と語った上で「勝った扇久保選手には申し訳ないけど、空位になった王座を賭けたタイトルマッチとして、どの選手をチョイスしていくかを考えていきたい。バンタム級には、堀口(恭司)、朝倉海、扇久保に(ビクター・)ヘンリーとトップアスリートが揃っている。目線を切り替えていければ」と改めて王座決定の面子を考えていきたいとした。
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