RENA、ハム・ソヒとの再戦に「決まればやりたい」いつ誰とでも戦える準備を
昨年大晦日のRIZINで、MMAルールでのKO勝利を果たしたシュートボクシング世界フライ級王者RENA(28=シーザージム)。
RENAは昨年6月、米国ニューヨーク州のマジソン・スクエア・ガーデンで開催された『Bellator 222』でリンジー・ヴァンザント(26=アメリカ)と対決し一本負けを喫していたが、このリマッチで見事その雪辱を果たした。
あれから4ヶ月、このコロナ禍の中で、何を思っているのか。RENAは本日4月23日発売の『Fight&Life』誌(2020年6月号)のインタビューに答えている。
現在は、基本的に”STAY HOME”を守っているというRENA。練習は外でのランニングや、ジムを時間借りして一人で黙々と1時間半から2時間の基礎トレーニングやシャドウ、サンドバッグ打ちなどを行っていると語る。
4月19日に開催予定だった『RIZIN.22』にも声をかけられていたというRENA。大会は中止になり、格闘技界全般においても先の見通しは立っていないが、年始からビジョンを持っていた。
それは「RIZINでは堀口(恭司)選手や朝倉兄弟が活躍して男子選手の方に人気の波が持っていかれているので、女子格闘家の存在が掻き消されないように私は私ができることをもっともっと頑張って、話題性や注目度を上げていかなきゃいけない」と女子格闘技を盛り上げた先駆者は今なおその責任感を持つ。
そのために「結局試合をしなければ注目されない」と考え「今年こそはシュートボクシング(以下SB)に戻って試合をやりたいと考えていました」と言う。しかし今回のコロナ騒動で先の見通しは立たず「時に身を任せてSBのリングに凱旋する日を粛々と待ってます」とも。
また、戦いたい相手はいるかとの問いには「誰との試合を見たいですか?むしろMMAとSBのどちらのRENAを見たいですか?」と返す。
RENAの練習仲間でMMA先輩の浜崎朱加から年末にベルトを奪ったRIZIN女子スーパーアトム級王者となったハム・ソヒの名前が出ると「私はハムちゃんとの試合でも決まればやりたいので頑張って体重を落とします」と、ハム・ソヒ戦とは望むところだと乗り気だ。
RENAはソヒと、約8年前、12年8月のGirls S-cup トーナメント準決勝で対決。延長戦の末にRENAが勝利している。RIZIN王者であるソヒが、現在シュートボクシングに出るというのは考えにくく、対戦するならRIZINのリングになるだろう。
RENAはソヒについて「あの時とは全然違う選手になっていますよね。グローブとオープンフィンガーグローブでは、殴り合うとなると全く違うものになるのですが、最近のハムちゃんはその打撃に加えてグラウンド状態でもスキルの高い完成されたMMAファイターになったという印象は強いです」と高く評価する。
RENAもまたリンジーに見事なKOリベンジ勝利を果たしており、MMAでの強さが増しているという声も高い。RENA自身も「まだまだ進化しているのを実感している」と語っている。前回とは違い、オープンフィンガーグローブでのMMA戦となった場合、次はどちらが勝つだろうか。
現在RENAは、黙々と一人練習する中で、どの競技、誰と戦うにせよ一貫した目標がある。それは、コロナが収束して世界中の人たちが動き始めた時に、プロ格闘家として見ている人たちに勇気や元気を与えられる試合をしたいということだ。
「イベントが再開されたときの最初のオファーで”ベストパフォーマンスができなさそうなのでお断りします”といううような状況は避けたいので、いつお話が来ても戦えることを目標にして頑張っています」と語った。そして「国内にこだわらず海外でも試合をしていきたい。そういうお話も頂いているので。コロナが収束してから自分の展開がどうなるかすごく楽しみ」とRENAは語った。
Fight&Life誌ではRENAの練習についてや、コロナ疲れの人へのプラス思考に考える方法、試合や、対戦相手についてなど、写真と共に5ページに渡り掲載されている。
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