【極真空手】大山倍達の孫は慶應卒の才女、自身の誕生日より祖父の命日「墓前に多くのお花で本当に感謝」
1994年4月26日の早朝、極真会館創始者・大山倍達総裁が永眠された。70歳だった。
あれから、26年経った命日のこの日、今年も東京都・文京区にある護国寺に建立されているお墓にたくさんの関係者、ファンが訪れた。
その中には、26年前のこの日に生を受けた大山桃加林(ももかりん)さんの姿も当然あった。桃加林さんは大山総裁の次女である恵喜さんの長女である。
彼女は大山総裁が亡くなられた、その日の夜に生を受けた。
毎年、命日で厳粛に人が集まる日が誕生日。
当時、雑誌『格闘技通信』の編集長だった三次敏之氏は幼い頃の桃加林さんのエピソードを語る。
「彼女が幼少の頃から毎年、大山総裁の命日で顔を合わせていました。ある命日のこと、幼少の桃加林さんが『なんで、私の誕生日に黒い服を着た人が集まってくるの?』と話していました。『そうだよねー、桃加林ちゃん、でもね、おじいちゃんはとても立派な方だったんだよ』と話すと『そうかもしれないけど、今日は私の誕生日!』と言い、それもあって、東武デパートに桃加林さんの誕生日プレゼントを買いに行ったことがあります」と語ってくれた。
そんな誕生日前後は家族、周りの大人たちは命日イベントに忙しく、「気がついたら私の誕生日も過ぎている感じ。生まれてきてくれてありがとう、って祝ってもらいたかった。子供の頃はね。家でパーティ開けないし」と祝ってもらった記憶はあまりない。今は日中に喪服を着てお墓参りに行き、夜には友達が集まって誕生日を祝ってくれると言う。「さすがに今年はコロナで誕生日パーティはありませんでしたけど」と残念そう。
その彼女も昨日で26歳を迎えた。現在は慶應大学を卒業し、起業して、多忙な日々を送る桃加林さん。さすがは、大山家の血統を継いでいるだけあって、人脈も幅広いことが伺い知れる。
桃加林さんは今年も護国寺にある大山総裁の墓前に手を合わせた。
「Facebookにもアップさせていただきましたが、本日もたくさんの方が祖父のお墓参りをしてくださったようで、多くのお花があり本当に感謝の気持ちでいっぱいです。極真の高弟と言われる方々とお話もさせていただきました。お会いした方々にはご挨拶もさせていただきました。遺族の一人として、祖父のこのお墓をしっかりと守っていきたいと思います」と決意を語った。
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