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極真、浜井識安氏の追悼大会が盛大に開催、顔面、金的ルールの普及誓う

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2024/04/15(月)UP

顔面、金的の護身空手ルールのエキシビションを終え、浜井会長の遺影と撮影

 4月14日、『極真&拳真グランドフェスティバル2024』が駒沢オリンピック公園 室内球技場にて開催された。
 この大会は極真会館力謝会と拳真館が共同開催で、昨年12月に急逝した極真会館の浜井派と力謝会の浜井識安会長の追悼大会として開催された。

 開会式時に浜井会長への黙祷、そして浜井会長が考案したドラグローブで顔面、金的ありの護身空手ルールの組手が5試合行われた。

ドラグローブのエキシビションマッチ、技術が向上したという

 力謝会で師範を務める柚井知志氏は「21年から開催された護身空手ルールですが、その頃と比べて顔面・金的に対するガードがかなり上手になっている事に驚きました。顔面への攻撃をギリギリまで待ってかわし、カウンターを入れるなど、浜井会長のやってきたことがプラスになってきたと思います。

 今後は護身空手ルールの競技人口を増やして行く必要があります。これまではプロ選手を招聘しての大会を開催していましたが、これからは一般稽古で武道に必要な顔面や金的の練習で使っていただくなど、まずは普及出来ればと思っています」と底辺拡大していくとした。

会場の来賓席には浜井会長の遺影が飾られた

 なお、この大会は極真の手による顔面の無いフルコンタクト空手と顔面に防具をつけた手による顔面ありの拳真館の硬式空手ルールに分かれて、小学生から一般まで、学年、階級などに分かれて開催。
 フルコンタクト空手の一般上級の部では宮原穣が優勝、宮原は極真のトップ選手だったが、大道塾にも入門し、昨年は世界選手権に出場したほどの腕前だ。準決勝で大道塾の全日本で3位となった押木守(フリー)に差をつけ勝利。

宮原が決勝でパワーとテクニックを駆使し優勝

 決勝は、宮原より15kg軽い中量級の谷野大地(極真拳武会)。宮原は前半、谷野の動きに戸惑った様子だったが、パワーで押し切り共に本戦で判定勝利。宮原は約4年ぶりのフルコンタクト空手の試合だった。優勝した宮原は「決勝は技術で勝ちたかったが、スピードが早くパワーで押し切ったのが反省点、次に繋げたい」と語った。

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