【RIZIN】浜崎朱加、コロナ禍で対人練習できず「試合準備に1ヶ月半欲しい」=榊原代表と対談
5月6日(水・祝)19時より格闘技イベントRIZINのYouTubeライブ配信番組「榊原社長に呼び出されました」が放送された。
この番組は、活動自粛を余儀なくされている選手たちに、ありとあらゆる質問を榊原信行代表がぶつけていくというものだ。3回目となる今回は、元RIZIN女子スーパーアトム級王者・浜崎朱加(38=AACC)が出演した。
浜崎は、柔道をバックボーンにグラップリングでも活躍し、2009年に総合デビュー。DEEP JEWELSやアメリカのInvicta FCで実績を積んで、16年にはInvicta FC世界アトム級に輝いた。18年からはRIZINの舞台に上がり、18年の大晦日には浅倉カンナと破って、RIZIN女王になった。その後は2連勝を記録したが、昨年の大晦日にハム・ソヒに破れて王座陥落した。今年は復活の1年を目指す。
王座は陥落したが、昨年の大晦日のハム・ソヒ戦まではRIZINに初参戦してから5連勝を記録していた。現在は新型コロナウイルスの影響で満足な練習環境ではないが、コツコツ出来る範囲でトレーニングを続けている。
試合再開はいつになるのか。榊原代表は「選手はどこで練習してるのか。スパーリングや対人練習できないじゃないですか」と選手たちの練習状況が気にかかっている様子だ。
「(試合までに)1ヶ月半くらい欲しいです。対人練習ができてないです。コロナのおかげでブランクはあるので、準備期間が欲しいです」とコロナが収束した後に、しっかりと準備をしてから復帰戦に臨みたいとした。
しかし、イベントを長く中止し続けるという選択肢は、榊原代表にはない。「コロナを封印するのに正しいかは分かりませんが、(イベントは)やらないと。終息宣言という日は、来ないと思うので、どうしてもコロナは付き合っていかないといけない」と、完全な収束は無いとし、ある程度コロナが落ち着いたタイミングでの開催を視野に入れている。
浜崎の戦い方について話題に移ると、榊原代表は「アム・ザ・ロケットの試合面白かったよね」と素晴らしい戦いをした浜崎を称賛する。アムはムエタイのバックボーンを持つ強豪選手だ。試合は、1Rに浜崎がロケットにテイクダウンを許すが、一瞬の隙をついて、マウントを奪い返しアームバーで一本勝ち。会場を熱狂させた試合だった。
そのような素晴らしい試合を見せる浜崎のファイトスタイルについて、榊原代表は「分かりやすいのが、変にそれが弱点。ずる賢い選手が勝つんですよ。(浜崎も)賢いけどズルさがない。戦い方がズルくないじゃないですか。戦い方が素直なんですよね。ブラジル人の選手はみんなずる賢い」と分析している。
そのずる賢さとは、どのようなものだろうか。ブラジル人ファイターである柔術家・グレイシー一族の選手を例に「見えないところでは、ルールギリギリのところをやるっていうことをはっきり言ってた。ブラジル人はサッカーでもずる賢い選手がトップなんですよ。結果を出すため手段は厭わないというか、ヒクソン・グレイシー、クロン・グレイシーも試合になるとえげつないんですよ」と解説した。
浜崎は「今更ですけどズルさを身につけないとダメですね(笑)」とコメント。それを聞いた、榊原代表は「今更なれないと思うよ(笑)」と返答したが、今後の試合で浜崎がずる賢い戦いを見せてくれる時が来るのか。戦い方には性格が表れるともいうが、サッパリした性格と言われる彼女に、ずる賢い戦いはできるのか。ソヒ戦が実現し、どのような戦い方をするかにも注目したい。
▼榊原代表と浜崎の対談動画
●編集部オススメ
・【RIZIN】”格闘技メガイベント”の呼びかけにRISE勢が名乗り、伊藤代表「見せましょう!日本の格闘技力を」
・【RIZIN】浜崎朱加、王座奪ったソヒにリベンジ熱望、自宅ではウォーターバッグで筋トレ
・”女アウトサイダー”山崎桃子、暴行事件について改めて報告、SNSでは”悩み相談”も募集
・【RIZIN】朝倉未来が鉄パイプでKOされた壮絶”しくじり” も! 少年院経て不良たちに送るメッセージ
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!