【3年前の今日】『亀田に勝ったら1000万』暴走族総長ら迎え撃つ=1000万企画始動の日
2017年5月7日(日)にインターネットテレビ放送局AbemaTV(現ABEMA)の開局1周年記念番組『亀田興毅に勝ったら1000万』が放映された。
この番組はプロボクシング元3階級制覇王者・亀田興毅への挑戦者を募集し、一人につき3分3Rボクシングルールで勝ったら1000万円の賞金が与えられるというもの。
1週間の期間で2000人以上の応募があり、その中から選ばれたのは4人。歌舞伎町ホストクラブの支配人・神風永遠(年齢非公開)、現役高校教師・松本諒太、51万人の登録数を誇る人気ユーチューバー・ジョー(25歳)、北関東最大の暴走族の元総長・ユウタ(33歳)。
対戦カード発表記者会見では、“伝説の喧嘩師”として紹介された元・北関東最大の暴走族の総長ユウタ(33歳)は他の参加者と比べて異彩を放っていた。入場するなり亀田の前に仁王立ちとなり、1分近くのにらみ合いとなった。
意気込みを聞かれると「勝ちたいからだよ。1000万円獲りに行くんだよ。勝率は100%」と自信満々のユウタ。亀田は「リングの上にウソはない。ボクシングの素晴らしさを、そして厳しさを分かって貰いたい」と語り、フェイスオフで両者はバチバチの睨み合いを展開した。
試合はプロボクシングでは8~10オンスのグローブを使用するのに対し、スパーリングで使用される衝撃の少ない、大きめの14オンスグローブにヘッドギア着用で行われた。
それでも亀田は、神風永遠、ジョー、松本諒太をいずれもKOで倒し切り、4試合目にユウタと対戦。右目の下がやや腫れているように見えるだけで余力は十分そうだった。
1Rは様子を見る亀田に、上背でかなり優るユウタがじりじりと前に出ていくが、2R、亀田が強烈な左ボディブローや左フックを当て攻勢に出るが、ユウタは被弾するも効いていないとアピール。
最終の3R、ユウタが左右の連打で前に出る。亀田はやはり左ボディブロー。亀田は両手を広げて観客を煽り、片腕をグルグルと回して場内を沸かせる。亀田の徹底した左ボディ打ちを中心に上にもふって猛攻、ユウタも負けじとパンチを打ち返す。
そして試合終了のゴング。死力を尽くしたユウタはたまらずリングで大の字に。フルラウンド戦い抜いたユウタに場内から拍手が沸き起こった。勝敗は判定がないため、時間切れドローに。
試合後、亀田は「4連戦は引退している体には厳しい。足がやばかった。2試合目くらいから結構足にきていた」と語るも、ユウタは「1Rの途中から圧力を上げてきてこれが世界かと思いました。今日、亀田選手とやったことは1000万円以上の価値がありました」とコメント。亀田が語っていた、”ボクシングの厳しさ”と”素晴らしさ”を存分にリングで一般人に伝えることが出来た企画となった。
この1000万円企画は、その後、亀田興毅の弟・大毅や相撲の朝青龍、那須川天心へと続いていき、そして昨年の亀田興毅vs那須川天心の夢のカードを実現させることになる。常に大きな話題を呼ぶこの企画。今後の開催にも期待したい。
▼亀田興毅vsYouTuber ジョーの対戦=亀田に勝ったら1000万円
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