【空手】コロナ対策に、ヘッドギアの飛沫感染シールドを独自開発=新極真会
格闘技といえば、相手と接近して行う競技のため新型コロナの飛沫感染が懸念されている。緊急事態宣言があけた地域のジムや道場などは、徐々に練習を開始。しかし、対面練習はしない、マスク着用などの試運転状態だ。
そんな中、実際に打ち合うフルコンタクト空手の新極真会では、飛沫対策のひとつとしてヘッドギアのインナーシールドを独自開発した。
極真空手の流れをくむフルコンタクト空手のほとんどは手による顔面攻撃はないが、顔への蹴りは可能。また、拳が顔に流れることもあるため、少年やビジネスマン、壮年などは、ヘッドギアでのスパーリングや試合が行われている。
その、これまで利用されてきたヘッドギアに簡単に装着できるものだ。
新極真会によると「ヘッドギアのスチール面の内側に装着して飛沫の低減を図ります。運動強度の高い組手競技に求められる通気性に配慮をし、シールド自体が破損しないように耐久性と柔軟性、そして透明度も維持するよう独自開発しました」とした。
透明なシールドは鼻と口の部分が覆われるのみで視界は曇らない。シールド自体に呼吸をする穴はあいておらず、吐いた息は、目の部分や、左右の顎の部分から逃す。
新極真事務局は開発経緯の一つとして「マスクをつけての練習は呼吸が苦しく、練習中に呼吸が早くなると十分な呼吸ができず、酸素欠乏症となり事故につながる可能性もある。これを皆さんに使ってもらえれば」と説明した。
価格は1枚660円と低価格で、今日から販売を開始する。多くの競技でも参考になりそうだ。
新極真会では新型コロナ感染対策としてゴールデンウイーク明けに緊急事態宣言があけた地域もあることから、新型コロナに対応した稽古ガイドラインを発表したが、このインナーシールドで更に稽古しやすい環境を目指す。現在、このシリーズの抗菌版も開発中だという。
※購入、お問い合わせは新極真会まで
●編集部オススメ
・【新極真会】那須川天心が世界大会で挨拶、彼が語る空手がベースの強さとは
・【新極真会】感染対策ガイドラインを作成、最小限の気合、接触しない組手とは
・【新極真会】島本雄二が世界2連覇で歴代タイ、女子は南原朱里が優勝し日本が王座奪還
・【フード】コロナ太りや減量に、低カロリー『無添加ささみソーセージ』が人気
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!