【ONE】ロッタンがMMA挑戦を視野、柔術とMMAトレーニングを開始
ONEフライ級ムエタイ世界チャンピオンのロッタン・ジットムアンノン(22=タイ)が、総合格闘技(MMA)への挑戦を考えていると言う。
ロッタンは強打を武器にムエタイ二大殿堂スタジアムであるルンピニー、ラジャダムナン両方のトップランカーとして活躍。18年6月には初来日し那須川天心と激闘し、延長判定で敗れるもその突進力とタフネスぶりから、那須川に「試合に勝って、勝負に負けた」と言わしめた。
19年8月にはONEムエタイフライ級(61.2kg)王座を奪取。ラジャダムナンでセクサンやヨードレックペットといった強豪たちを破りつつ、ONEでも防衛を重ねている。
ONE公式サイトのニュースによると、ロッタンはこっそりブラジリアン柔術と総合格闘技のトレーニングを始めていたが、この直近の数週間は、本格的にタイ・パタヤにあるジム『フェアテックス・トレーニング・センター』に通っていたという。
同ジムは、ロッタンの交際相手であるONEアトム級キックボクシング&ONEムエタイ同級世界王者スタンプ・フェアテックスが拠点としているジムだ。
恋人のスタンプはONEムエタイとONEキックボクシングの二冠を獲りながら、MMAでも4戦し全勝。
ロッタンもまた「ONEフライ級ムエタイ世界タイトルはすでに獲得したから、次のゴールはキックボクシングでベルトを狙うことだ。キックボクシングの試合経験はある。その後、総合格闘技にも挑戦したい」とパートナー同様、自身も三競技王座を狙っているようだ。
続けて「格闘技の選手として長く歩んできたから、これは悪いことじゃない。自分を証明したいし、どこまでできるか知りたいんだ」とさらなる高みを目指す。
またMMAのニュースサイト『BJPENN.COM』によると、ロッタンは「最初に試してみようと誘ってくれたのはスタンプだった」とスタンプの勧めだったと語っている。
さらに「いつMMAの試合に出るのかはまだ分からない」とし「これまでの人生の中は打撃に費やしてきた。(MMAや柔術を)学ぶためにはもっと時間が必要だとしか言えない」と、しっかりとMMAを習得してからの挑戦を考えているようだ。
同ニュースサイトで、那須川天心との再戦について聞かれると「俺は誰とでも戦えるし、相手を選ぶつもりはない。しかし、常に自分のベストを引き出すことは出来るよ」と答えるに留めていたロッタン。
那須川も16年、17年にはMMAに挑戦し連勝している。まさかの二人の再戦はMMAで、という未来もあるのかもしれない。
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