【修斗】全試合順決定、岡田遼vs倉本一真の暫定王者戦がメイン=5.31 TVマッチ
5月31日(日)に無観客で開催される『PROFESSIONAL SHOOTO 2020 Vol.3 ABEMAテレビマッチ』の全試合順が発表された。
メインは第8代環太平洋王者・岡田遼(パラエストラ千葉)と世界同級2位の“投神”倉本一真(修斗GYM東京)による世界バンタム級暫定王者決定戦に決定。
現在の世界バンタム級王者は佐藤将光だが、昨年5月からONEチャンピオンシップに参戦し、ONEの世界王座を狙っている。ONEに集中するべく、なかなか防衛戦ができないことから暫定王者が設立されたと思われる。
岡田は昨年1月チャンピオン祖根寿麻(ZOOMER)を破り修斗環太平洋バンタム級王座を獲得した。
今年に入り更なるレベルアップを図るべく元修斗バンタム級世界王者の堀口恭司(元RIZIN、ベラトール王者)が所属しているアメリカントップチームのトレーニングキャンプにも参加している。
対する倉本はレスリングで2012年~2014年まで天皇杯全日本選手権グレコローマン60kg級3連覇を果たし、2013年と2014年には世界選手権の日本代表にも選ばれているレスリングエリート。2018年に修斗でデビューしてから、驚異のジャーマンスープレックスを武器に7戦全勝、昨年はMVPとベストバウトをダブル受賞した。
勝利し、正規王者・佐藤将光との統一戦の座を掴むのは果たしてどちらか。
第6試合には青木真也がマッチメイクを行うAOKI PROJECT 提供マッチで今年4月の『Road to ONE』で青木と対戦した世羅智茂(CARPE DIEM)と、今年3月の『GTF.3 ~ZSTグラップリングトーナメント』で3試合全て一本勝ちで優勝した岩本健汰(IGLOO)が対戦する。
世羅は全日本ブラジリアン柔術選手権で2階級優勝や、18年1月に開催された『RIZIN オープングラップリングトーナメント』では-75kg級を全試合一本勝ちで優勝するなど腕十字を得意とする日本柔術界のトップ選手。
岩本は公園でマットを敷いて練習する”公園柔術家”として知られ、昨年ADCC(アブダビコンバット)2019日本代表、同年11月の第8回全日本ノーギ柔術選手権で2冠達成、今年3月の『ZSTグラップリングトーナメント フェザー級王者決定戦』では3試合すべて一本で勝ちで優勝と波に乗る。
第3、4試合では修斗女子初代スーパーアトム級王座決定トーナメント準決勝が行われる。
第4試合では元DEEP JEWELSアトム級王者の黒部 三奈(マスタージャパン)と双子を育児中のママファイター大島 沙緒里(AACC)が対戦。
黒部はトーナメントの大本命との呼び声高い”最強のアラフォー女子”、対する大島は同門の元RIZIN女子スーパーアトム級王者・浜崎も強さを認める柔道エリートだ。
第3試合ではインフィニティリーグ2019王者の杉本 恵(AACC)と、中村未来(マルスジム)が対戦。
当初、杉本の対戦相手はトーナメントを勝ち上がっていたイ・イェジ(韓国/TEAM J)の予定であったが、3月に開催予定の段階でコロナの影響による日本への入国制限等を受けイェジの欠場が決まり、中村に変更となった。
そして第1試合では、注目の17歳西川大和(西川道場)が空手のバックボーンを持つ木下タケアキ(和術慧舟會HARTS)と対戦。
西川は幼い頃からMMA(総合格闘技)の世界チャンピオンになることを目標に、父と二人三脚で練習を積む様子が人気テレビ番組「探偵ナイトスクープ」で紹介され話題を呼んだ。今年4月には『Road to ONE:2nd』で大ベテランの緑川創(Monster Guns)を相手にムエタイルールで大健闘、今回修斗初参戦となる。
対する木下は空手で2015年KWU(極真世界連合)世界大会-80kg準優勝の実績を持ち、昨年3月に修斗でプロデビューをはたした。プロデビュー前には格闘代理戦争のワンマッチで、『格闘代理戦争』に秋山成勲推薦選手として出場し優勝したユン・チャンミン(韓国)にKO勝利をおさめている。
打撃が得意な木下と、ジャンルを超えて戦う西川の一戦には第一試合から注目が集まりそうだ。
[全対戦カード]
▼メインイベント/第8試合世界バンタム級暫定王者決定戦5分5R
岡田 遼(同級1位・環太平洋王者/パラエストラ千葉)
vs
倉本 一真(同級2位/修斗GYM東京)
▼セミファイナル/第7試合ライト級5分3R
西浦ウィッキー聡生(KRAZY BEE)
vs
SASUKE(世界フェザー級6位/マスタージャパン)
▼第6試合AOKI PROJECT 提供マッチ
グラップリングルール72kg契約10分1R
世羅 智茂(2017年IBJJF アジア選手権黒帯フェザー級準優勝 /CARPEDIEM)
vs
岩本 健汰(ADCC2019アジア&オセアニア代表 ・GTF.3フェザー級王座決定トーナメント優勝 /IGLOO)
▼第5試合バンタム級5分3R
清水清隆(世界フライ級2位/TRIBE TOKYO M.M.A.)
vs
小堀貴広(世界フライ級7位/ゴンズジム)
▼第4試合THINKS INTERNATIONAL Presents
修斗女子初代スーパーアトム級王座決定トーナメント準決勝 5分3R
黒部 三奈(マスタージャパン)
vs
大島 沙緒里(AACC)
▼第3試合THINKS INTERNATIONAL Presents
修斗女子初代スーパーアトム級王座決定トーナメント準決勝 5分3R
杉本 恵(AACC)※インフィニティリーグ2019王者
vs
中村未来(マルスジム)
▼第2試合フェザー級5分3R
石井 逸人(世界バンタム級10位/TRIBE TOKYO M.M.A.)
vs
齋藤 翼(FIGHT FARM/総合格闘技津田沼道場)
▼第1試合ライト級5分2R
木下タケアキ(和術慧舟會HARTS)
vs
西川大和(西川道場)
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