ネット誹謗中傷問題、書き込み主は「生真面目な性格」=NHKが特集
5月に死去した女子プロレスラーの木村花さんに対し多数のネット中傷があったことを受け、NHK「クローズアップ現代+」は6月4日にネット上の誹謗中傷問題を特集した。
木村さんはフジテレビの人気恋愛リアリティー番組「テラスハウス」に出演し、自身のプロレスの衣装を勝手に洗濯した出演男性を怒ったことで、視聴者からの木村さんのSNSへ誹謗中傷が激化していた。
ネットの誹謗中傷を研究している国際大学グローバル・コミュニケーション・センターの山口真一氏は「書き込みは、まじめで正義感の強い性格の人に見られる」という。非難することが正義だと思い込み、一人が数百ものSNSアカウントを所有し、誹謗中傷の書き込みを行うケースも。
また、ネット上の誹謗中傷の激化にはテレビ番組・マスメディアの影響も多く、視聴者の批判感情を煽るという番組作りでは現在のネット社会では演者に直接誹謗中傷が届いてしまう。今後、番組の作り方や、ビジネスモデル自体を変える必要性があると山口氏は語る。
番組内では裁判所を通じてSNS企業側に情報開示を請求し、書き込んだ人のアカウントから住所、氏名まで特定する流れまでも紹介。実際に数百万の損害賠償が成立した例もある。
番組では最後に木村花さんの母で元プロレスラーの木村響子さんが5月31日にSNSで伝えたメッセージが読み上げられた「皆さんに お願いがあります どうか 花のことでご自分を責めないでください 他の誰かを 責めないでください。なにかを 恨まないでください。ヘイトのスパイラルを止めてください。もうこれ以上 こんなことが起こらないように花が望んだやさしい世界に少しでも近づけるように」と結んだ。
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