「UFC目指す」31歳の岡田遼の夢の実現なるか、5月に修斗の世界タイトル奪取し「できてあと2〜3年」
「叶うものなら第一希望はUFC」
5月31日(日)テレビマッチで行われた『プロフェッショナル修斗公式戦』で世界バンタム級暫定王座を獲得した岡田遼(31=パラエストラ千葉/環太平洋王者)は、試合から10日が過ぎたインタビューでそう語った。
この試合はジャーマンスープレックスを得意とし”投神”とも言われる倉本一真(修斗GYM東京)の投げを封じ、2Rには倉本が放ったバックブローの直後に右ストレートを直撃。これを効かせ、さらに追いかけての左フックでノックアウトした。KO勝利での王座奪取となったのだ。
プロデビューしてから8年目、31歳になりようやく世界のベルトを手にしたことで、イーファイトの月間賞(6月ベストファイター/ゴールドジムプレゼンツ)に選びインタビューを敢行。すると前述のUFCを目指すと語り、更に「もう31ですし、できてあと2、3年かなというのはあります。今が僕の格闘技人生で1番脂が乗っていて、今が1番強い時だと思うので、今ここで“どこまで勝負できるか”っていうのはありますね」と語る。
彼は千葉大学を経て同大学院で運動生理学の修士号を取得したIQファイターとして知られ、現在は岡田メソッドを教える自らのパーソナルトレーニングジムで代表を務めている。世界最高峰の格闘技と言われるUFCに出るのは、もうあまり時間が残されていない。彼はそれでも最先端の運動理論でトレーニングし、その日に備える。
本日6月23日発売の『Fight&Life』(フィットネススポーツ)でも今回の世界タイトル奪取後のインタビューが掲載されており「今回のベルト奪取はケジメです。UFCを目指します」と語っており、コロナウイルスが蔓延する前に米フロリダにあるアメリカントップチーム(ATT)に出稽古に赴いている。ここは堀口恭司をはじめ、UFCやベラトールのトップを目指し世界から強豪が集まるジムだ。
「僕、ATTで修斗のチャンピオンと言えなくなった。この程度で修斗のチャンピオンになれるのかと。そのくらい差を感じた」と、修斗の環太平洋王者と名乗れなかったという。さらにトップファイターたちのスパーリング相手にも選ばれなかったという。
だからこそ今回の世界暫定王座戦ではベルトを何としても獲りたかった。勝ち名乗りを上げた瞬間「俺がチャンピオンだ」と叫んだ。
UFCを目指す岡田だが、今の自分の実力ではまだ契約が厳しいとは感じているという。現在最も脂が乗っているという岡田。UFCに繋げる戦いで勝ち続け、見事契約を勝ち取ることはできるか。
▼岡田のインタビューが掲載、6月23日発売のFight&Life
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