【ONE】王者ロッタンvsペッダムのタイトル戦、元GLORY王者シッティチャイの初参戦が決定=7.31バンコク
7月31日(金・日本時間)にONEバンコク大会『ONE: NO SURRENDER』が開催される。この大会は無観客で世界に向けライブ配信される。
今大会では、ONEフライ級(-61.2kg)ムエタイ世界タイトルマッチで、王者ロッタン・ジットムアンノン(タイ)vs挑戦者ペッダム・ペッティンディーアカデミー(タイ)が実現する。
ロッタンは、2018年に日本に初来日し、那須川天心と延長Rにもつれる激戦(延長で判定負け)を展開して、日本で一躍有名になった。ガンガン前に出て、強烈な拳や破壊力満点のミドルで攻め立てるスタイルを確立している。那須川戦では、カウンターを被弾しても効いた素振りを見せない、破格の打たれ強さを見せた。
その後は、ONEの舞台に活躍の場を移して、2019年8月にはジョナサン・ハガティーの持っていたONEフライ級王座を奪取。これまでに2度の防衛に成功している。前回は、タイ・ラジャダムナンスタジアムで、ガオナー・PKセンチャイムエタイジムに判定で敗れており、今回が再起戦となる。
対するペッダムは、元ルンピニースタジアム認定バンタム級王者の肩書を持つムエタイ強豪。2018年7月よりONEに参戦し4連勝、その翌年5月にはONEフライ級キックボクシング世界王座を獲得するも、初防衛戦でイリアス・エナッシにKO負けを喫し、王座から陥落した。しかし、今年1月のマニラ大会では、MOMOTAROをフライ級ムエタイマッチで下し、再起を果たした。今回は、ONEムエタイの世界王座獲得を目指す。
■ONEフェザー級ムエタイ世界王者・ペットモラコットが初防衛戦
そして、ONEフェザー級(-70.3kg)ムエタイ世界タイトルマッチでは、王者ペットモラコット・ペッティンディーアカデミー(タイ)vs挑戦者ヨードセングライ・フェアテックス(タイ)が行われる。
ペットモラコットはムエタイ二大殿堂のひとつ、ルンピニースタジアムで二階級を制覇した一流戦士。昨年行われたONEフェザー級キックボクシング・ワールド・グランプリに出場し、5月にジョルジオ・ペトロシアンを首相撲とヒザで消耗させ一度は勝利したが、後に首相撲の時間が長いと見なされ裁定が無効試合に変更。7月の再戦でパンチを軸に優位に立ったペトロシアンに敗北した。
11月に約1年ぶりとなるムエタイルールでWMC王者のチャーリー・ピータースをヒザ蹴りで圧倒、2RKOで破り改めてその実力の高さを示した。今年2月のONEジャカルタ大会では、ポンシリ・PK センチャイムエタイジムとの初代ONEフェザー級ムエタイ世界王座決定戦に勝利して王者に。今回、初防衛戦を迎える。
対するヨードセングライは、WBCムエタイ世界スーパーウェルター級王座、ルンピニースタジアム認定ウェルター級王座をはじめ計8冠王に輝き、早くから海外を中心に様々な団体で活躍。アグレッシブなファイトスタイルでヨーロッパでも人気を博した選手だ。
昨年3月にはONE日本大会で、アンディ・サワーに強烈な左ストレートを打ち込みTKO勝利。ONEフェザー級キックボクシング・ワールド・グランプリでは、準決勝でサミー・サナに敗れているが、今回はムエタイでONEの世界王座獲りを果たしたいところだ。
■元GLORY王者シッティチャイが初参戦、強豪スーパーボンと対戦決定
さらに、ONEフェザー級(-70.3kg)キックボクシングスーパーファイトとして、スーパーボン・バンチャメーク(タイ)vsシッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)のカードも決定した。
スーパーボンは、K-1 MAXやシュートボクシングでも活躍したブアカーオの弟子で、2016年度クンルンファイト70kgトーナメント優勝者。現在ONE公式ランキングでもフェザー級のキックボクシング2位、ムエタイ1位にランクされている。
シッティチャイは14年にルンピニースタジアムで王座を獲得するなどムエタイで実績を築き、キックボクシングでも16年にGLORY世界ライト級(約69.9kg)王座を奪取、6度もの防衛を果たした強豪だ。今年の5月にONEと正式契約したことが発表されており、今回がONE初参戦となる。
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