【ONE】元GLORY王者シッティチャイが参戦、ペトロシアンとも対決なるか
5月20日、ONEチャンピオンシップは新たな4選手と契約を結んだことを発表した。
スーパーシリーズ(立ち技部門・キックボクシング/ムエタイ)では、前GLORYライト級(約69.9kg)王者で、6度の防衛を果たしたシッティチャイ・シッソンピーノン(28=タイ)が正式契約。
また14年にGLORYライト級王座を戴冠したこともあるダビッド・キリア(32=ジョージア)も参戦する。さらに18年にエンフュージョンで-95kg世界王座を獲得したボグダン・ストイカ(30=ルーマニア)もONEと契約。
総合格闘技部門では、ブラジリアン柔術で数々の王座経験を持つトム・デブラス(38=アメリカ)が参戦する。
シッティチャイは14年にルンピニースタジアムで王座に就くなどムエタイで実績を築き、過去にはセクサン・オー・クワンムアン(タイ)やシンマニー・ゲーオサムリット(同)といった名立たる大物たちからも白星を獲得。
キックボクシングで一躍脚光を浴びるようになったのは、15年度のKunlun Fight -70kg世界トーナメントに出場してから。同トーナメントでは、K-1 WORLD MAX 2012王者マーセル・グローエンハート(オランダ)と同2005・2007王者アンディ・サワー(同)、スーパーボーン・バンチャメーク(タイ)、元K-1 WORLD GP -70kg王者グレゴリアン(アルメニア)らそうそうたる顔ぶれを破り、頂点に上り詰めた。
さらに16年にはGLORY世界ライト級王座を奪取。同王座は以降グレゴリアンら実力者たちからの挑戦を退け、”最強王者”として6度もの防衛に成功している。しかし19年4月、5度目の対決となったグレゴリアンに判定で破れ、ついに王座を明け渡した。
-70kgで活躍してきたシッティチャイは、ONEではフェザー級(-70.3kg)で参戦する可能性が高いが、現在のONEフェザー級は世界トップクラスの強豪がひしめいている。
まず昨年10月に日本で行われた『ONEフェザー級キックボクシング世界グランプリ(WGP)』で優勝し100万ドルを獲得した、ジョルジオ・ペトロシアン(イタリア)。さらにブアカーオの後輩で、Kunlun Fightでシッティチャイが王座を獲得した翌16年度に王者となったスーパーボーン。また今回契約したキリアも、Kunlun Fight19年度の王者となっており実力は健在だ。
他ルンピニー他8冠王のヨードセングライなども在籍しており、さらにはチャトリCEOがSNSなどで発言していたように、ブアカーオの交渉も水面下で進んでいるようだ。
シッティチャイは総合格闘技メディア『ASIAN MMA』での取材の取材を受け、ペトロシアンとの試合について「どちらが最強なのかを知ることが出来る、とても良い機会だ。彼は非常に優れたファイターだが、私は彼を倒すことが出来る」と”最強対決”を望んでいる。
-70kgの世界トップファイターたちがONEに集まってきた。この”キックボクシング版・修羅の国”で勝ち残るのは誰か。
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