【RISE】那須川天心、7.12デビュー記念日に“無観客デビュー”「ただいま帰ってきたよ」
7月12日(日)に開催されるRISE初のテレビマッチ『Cygames presents RISE on ABEMA』に出場する、RISE世界フェザー級王者・那須川天心(21=TARGET/ Cygames)が7月4日(土)所属ジムにて公開練習を行い、オンライン取材に応じた。
今大会で、那須川は-58kg契約でシュートボクシング(SB)日本フェザー級1位の笠原友希(19=シーザージム)と対戦することになった。笠原は、長身から繰り出される伸びのあるパンチやミドルを武器にSBのリングで戦っている、期待の若手だ。
那須川は初の無観客試合を控えて、どのような心境なのだろうか。
先日、今大会のメインビジュアルが公開された。アニメ映画にもなった人気漫画『AKIRA』をモチーフにした、荒廃した渋谷の街を背景に“降臨したヒーロー”那須川天心、そして大きく「ただいま。」の文字が描かれている。
そのポスターを那須川も目にしたようで「ABEMAのポスターで、ありましたけど『ただいま帰ってきたよ』って感覚ですね」と7か月半ぶりの試合を控えた今の心境を語り、「久々の試合で、無観客ですし、そもそも格闘技っていう形になるかも分からないです。無観客で試合するのも最後だろうし、だからこそ楽しみです」とワクワク感をにじませる。
今大会が開催される7月12日は、那須川の記念すべきデビュー戦と同日だ。那須川は、デビュー戦でいきなり当時RISEバンタム級7位であった有松 朝(リアルディール)と対戦し、強烈な左ストレートをカウンターでクリーンヒットさせて、最後は左ハイキックでKO勝利。会場で観戦していたファンを熱狂させた。
「(今回の試合は)デビュー戦と一緒の日なんですよね。デビューして6、7年経ってずっと挑戦しているよっていう、今でも新しいものだらけですよね」と那須川。那須川にとっては、今回の“無観客デビュー”となるテレビマッチでファンに熱を届けられるかも、1つの挑戦なのだ。
那須川が、インタビューなどで良く口にしているのは「格闘技は見る人によって、(試合についての)賛否両論があって良い」ということだ。「例えば、会話をしていても(自分は)こう思ってもらいたいのに、人によって違う捉え方がありますし、僕は僕の最大限をやるだけです」というように、自身のベストのパフォーマンスを見せることに集中している。
その上で「試合を観てもらった方には『凄かった、やっぱ格闘技っていいよね』って思ってもらうのもあるだろうし、『無観客はちょっと(良くなかった)な』っていうのも、試合をしてみて(ファンの方が)分かることがあると思う。僕の試合は変わらずにやるし、いつも以上に盛り上げるので、注目して見ていただけたらと思います」とアピールした。
これまでも、コロナによる自粛中の思いについてインタビュー等で語ってきた那須川だが、改めてその期間について聞かれると「変わったことは僕の中では特にない。コロナだからという言い訳は絶対にしたくない。コロナだけどやり続けるスタイルで僕はいたので、自粛期間だからこそチャンスと思いました。誰しも(自粛中は)気を抜くと思うので、そこで突っ走っていけるかがテーマだった」と振り返った。
また、那須川にとって、自粛期間は自分自身と向き合う機会になったようで「格闘技の存在は(コロナで)薄くなっても、那須川天心って存在は薄れたくなかったのでSNSも含めてやれることを最大限できた。この期間も満足して生きて来れたと思っています」とコメント。試合が出来ない時期から解放された那須川は、テレビマッチでどんな試合を見せてくれるのか。
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