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ブロック・レスナーMMA復帰か、ヒョードル戦が実現の可能性も

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2020/09/07(月)UP

MMA復帰に注目が集まるスーパースター、ブロック・レスナーPHOTO=NAOKI FUKUDA (C)

 元UFCヘビー級王者で、WWEの人気プロレスラーのブロック・レスナー(43=アメリカ)のMMA復帰の可能性が浮上した。

 レスナーは8月末、所属プロレス団体のWWEとの契約が満了となり、フリーエージェントに。そのことから世界各国の総合格闘技団体が獲得に興味を示した。

 ESPNのMMA解説者、アリエル・ヘルワニ氏がよれば、ベラトールのスコット・コーカー社長は「ブロック・レスナーとの契約に興味がある。ヒョードル vsブロックは面白いはずだ。これまで一度も実現しなかったらね」とコメントしたと言う。引退までラスト2試合の皇帝エメリヤーエンコ・ヒョードルとの対戦が決まれば、世界中の格闘技ファン注目のビッグマッチが成立する。

“引退カウントダウン”の皇帝ヒョードル とのドリームマッチは実現するか?

 一方、レスナーが活躍したUFCもビッグスターの復帰に興味。ダナ・ホワイト社長は、もしレスナーが真剣にMMA復帰に興味があるなら、『ジョン・ジョーンズvsレスナー』をマッチメイクする考えがあることを示唆。ヘビー級タイトル挑戦を宣言した“UFCライトヘビー級史上最強”と言われるジョン・ジョーンズとの激突も是非見たいカードだ。

 レスナーはアメリカのプロレス団体『WWE』のスターレスラーとして活躍。その後、MMA転向を表明し、2007年6月のプロデビュー戦で勝利。そして、2008年11月にはプロ4戦目にして“鉄人”ランディ・クートゥアを破りUFCヘビー級王座を獲得し、2010年10月にケイン・ヴェラスケスに敗れるまで、2度の防衛に成功。

ヘビー級挑戦を表明したUFCライトヘビー級史上最強のジョン・ジョーンズ。レスナーとの激突はあるのか?/Getty Images

 その後、王座陥落から再起戦となった2011年12月の試合でアリスター・オーフレイムに初回TKO負けを喫すると、試合後のリング上で引退を発表。以降は再びプロレスのリングに復帰していたが、2016年7月に開催されたUFCの200回記念大会で電撃復帰。マーク・ハントに勝利した。

 しかし、この試合に先立ち行われた薬物の抜き打ち検査(競技外検査)で採取したサンプルから、禁止薬物の陽性反応が検出。さらに、ハント戦の直後に採取したサンプルからも、同一成分の禁止薬物が検出されたため、罰金処分と1年間の出場停止処分を受けることになった。ハント戦の結果もノーコンテストに変更されることとなり、以降、レスナーはMMAから離れている。レスナーのMMA戦績は531無効試合。果たしてレスナーのMMA復帰あるか。

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