ブロック・レスナーMMA復帰か、ヒョードル戦が実現の可能性も
元UFCヘビー級王者で、WWEの人気プロレスラーのブロック・レスナー(43=アメリカ)のMMA復帰の可能性が浮上した。
レスナーは8月末、所属プロレス団体のWWEとの契約が満了となり、フリーエージェントに。そのことから世界各国の総合格闘技団体が獲得に興味を示した。
ESPNのMMA解説者、アリエル・ヘルワニ氏がよれば、ベラトールのスコット・コーカー社長は「ブロック・レスナーとの契約に興味がある。ヒョードル vsブロックは面白いはずだ。これまで一度も実現しなかったらね」とコメントしたと言う。引退までラスト2試合の皇帝エメリヤーエンコ・ヒョードルとの対戦が決まれば、世界中の格闘技ファン注目のビッグマッチが成立する。
一方、レスナーが活躍したUFCもビッグスターの復帰に興味。ダナ・ホワイト社長は、もしレスナーが真剣にMMA復帰に興味があるなら、『ジョン・ジョーンズvsレスナー』をマッチメイクする考えがあることを示唆。ヘビー級タイトル挑戦を宣言した“UFCライトヘビー級史上最強”と言われるジョン・ジョーンズとの激突も是非見たいカードだ。
レスナーはアメリカのプロレス団体『WWE』のスターレスラーとして活躍。その後、MMA転向を表明し、2007年6月のプロデビュー戦で勝利。そして、2008年11月にはプロ4戦目にして“鉄人”ランディ・クートゥアを破りUFCヘビー級王座を獲得し、2010年10月にケイン・ヴェラスケスに敗れるまで、2度の防衛に成功。
その後、王座陥落から再起戦となった2011年12月の試合でアリスター・オーフレイムに初回TKO負けを喫すると、試合後のリング上で引退を発表。以降は再びプロレスのリングに復帰していたが、2016年7月に開催されたUFCの200回記念大会で電撃復帰。マーク・ハントに勝利した。
しかし、この試合に先立ち行われた薬物の抜き打ち検査(競技外検査)で採取したサンプルから、禁止薬物の陽性反応が検出。さらに、ハント戦の直後に採取したサンプルからも、同一成分の禁止薬物が検出されたため、罰金処分と1年間の出場停止処分を受けることになった。ハント戦の結果もノーコンテストに変更されることとなり、以降、レスナーはMMAから離れている。レスナーのMMA戦績は5勝3敗1無効試合。果たしてレスナーのMMA復帰あるか。
●編集部オススメ
・【UFC】ブロック・レスナーが王座統一戦で逆転勝ち、秋山成勲が大激闘の末に一本負け!
・皇帝ヒョードル、元UFCヘビー王者ヴェウドゥムとの雪辱戦に興味=引退までラスト2試合
・【UFC】ジョン・ジョーンズが王座返上を明言、交渉次第ではヘビー級へ
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!