【GRACHAN】“9年間無敗”阪本洋平がフェザー級王座返上、ライト級王者・山本琢也は二階級制覇目指す
9月7日(月)都内にて総合格闘技団体『GRACHAN』の記者会見が行われ、GRACHANフェザー級王者・阪本洋平(T-BLOOD)が王座返上、GRACHANライト級王者・山本琢也(パラエストラ千葉)は二階級制覇を目指すことが発表された。
阪本は驚異の肉体とフィジカルを武器に、約9年間無敗を誇る。GRACHANを主戦場とし、2016年5月にはGRACHAN初代ライト級王座決定戦で元パンクラス・ウェルター級王者の宇良健吾を1Rで秒殺KO。その後、階級を下げて17年5月に大澤茂樹が保持するGRACHANフェザー級王座に挑戦、圧倒的な打撃力で2R KO勝利し、二階級制覇を果たした。同年9月には初防衛戦で原井徹を圧倒、1R TKO勝ちしている。
山本は第20回全日本アマチュア修斗選手権ウェルター級優勝の実績を持ち、14年にGRACHANでプロデビュー。4戦目で初敗北を喫したが、8戦目となった18年のGRACHANライト級王座決定戦で岸本泰昭を判定で下して王座を獲得した。
会見に同席したGRACHAN岩崎ヒロユキ代表は、「阪本はケガの状況もあり、契約延長をして約2年経たないぐらいですが、まだ回復が見込めない現状です。GRACHANでは他にも選手がいて選手を発掘し、ベルトを回さないといけないので阪本選手と話をして一度返上してもらうことになりました」と説明。
これを受けて阪本は「前回(2019年1月27日)修斗参戦の前から手に痺れが出て、未だにそれが回復せず、リハビリ、手術を含めて検討しています。引退するわけではないので、しっかり努力してまた強い選手と対戦したい気持ちがあるので、これから頑張っていきます。岩崎代表のマネージメントも受けていて良くして頂いているので、また色んな面で頑張っていきたい」とした。
阪本はRIZINで活躍する朝倉未来との対戦に興味を抱いており「対戦した時のことを想定したことはまだありませんが、遠い距離での駆け引きや、近い距離でも遠い距離の駆け引きを活かす戦術をしっかり持っていて強い選手だと思います。しっかり準備して自分をベストな状態に持っていければ、面白い試合になると思います」と自信を見せる。岩崎代表は「(阪本が)そのフィールドに上がるためにできる限りの協力をしていきたい」とした。
また、山本は会見で「僕は阪本選手の冷静に一発で倒せるところに憧れていて、今回、阪本選手がベルトを返上することになり、僕がフェザー級に落としてそのベルトを獲りに行こうと思いました」と二階級制覇を目指す理由を語る。
職場の環境が変わったことで、今までは週1回だった練習が週5~週6のペースで出来ている上に、週1で阪本に練習を見てもらっていることで手応えを感じているという山本。
阪本は「これまで(山本は)改善する部分が多かったと思うのですが、今までの勝負強さプラスもっと“格闘技”を覚えていくとかなりいいと思います」と山本の実力に太鼓判を押す。山本は「阪本選手の影響を受けて、自分も大きな舞台で強い選手とやっていきたいという気持ちが凄く出てきました」と強豪との対戦を求めて大舞台で戦っていく目標を掲げた。
なお、空位となったGRACHANフェザー級王座決定戦を12月大会で予定しており、早速山本にチャンスが与えられることに。対戦相手は9月大会で発表される予定だ。
■GRANDバンタム級王座に挑む伊藤空也「何が何でもベルトを獲りにいく」
そして、9月20日(日)東京・大田区産業プラザPIOにて開催される『GRACHAN45』の記者会見も同時に行われ、GRANDバンタム級王座決定戦で獅庵(パラエストラ大阪)と対戦する伊藤空也(BRAVE)が出席。
「GRACHANに参戦して3年目で念願のタイトルマッチなので、何が何でもベルトを獲りにいきます。宮田(和幸)先生には1年半の内弟子生活でお世話になっているので、その集大成を試合で見せたい」と意気込みを語った。
会見を欠席した獅庵は主催者を通して「必ずベルトを巻いてGRACHANを盛り上げていけるように頑張ります。対戦相手の伊藤選手はパンチも蹴りも勢いがあり、組みでもアグレッシブでいい選手です。バチバチの殴り合いで激しい試合になると思います。泥臭くても何でもいいので勝ちにこだわりチャンピオンになります」とのコメントを寄せている。
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