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【ボクシング】挑戦者ブルックに200万ドル提示で、3階級王者クロフォードのV4戦に大きく前進

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2020/09/08(火)UP

王者クロフォード(右)とブルック(左)の交渉が大きく前進(c)Naoki Fukuda

 ボクシングで世界3階級を制覇し、史上3人目の主要4団体一王者である現WBO世界ウェルター級王者テレンス・クロフォード(32=米国)の次戦は11月14日(現地時間)、米国ラスベガスでESPNの放送が有力となっている。対戦相手は元IBF世界ウェルター級王者のケル・ブルック(34=英国)だ。

 先月下旬から交渉に入っており、日本時間7日に報じた海外メディアによると、ボブ・アラム氏が代表を務めるトップランク社はこれまでの交渉で挑戦者ブルックに対し、当初150万米ドル(=約1億6000万円)のオファーを出していたが、200万ドル(=約2億1000万円)にまで引き上げたという。報道の客観的目線ではそれでも低いと伝えている。

王者クロフォードのクロスカウンターが相手のテンプルにクリーンヒットする

(c)Naoki Fukuda

 コロナ禍の影響による財政苦はボクシング業界でも例外ではない。集客制限があり、ラスベガスでは無観客、スポンサーも足踏み状態だろう。しかしこの試合を来年まで持ち越しコロナ状況が安定すれば、ブルックへのファイトマネーは上がると予想される。ちなみにクロフォードは昨年4月、ブルックと同じ英国出身のアミール・カーンと対戦し6R TKO勝利を飾ったが、挑戦者カーンのファイトマネーは400万ドル(=約4億2000万円)だった。

  ボブ・アラム氏は王者クロフォードとキース・サーマンやマニー・パッキャオと対戦させたいと考えているが、このパンデミックの状況下で実現していない。コロナが収まるのを待てばパッキャオなどの世界的なビッグネームが優先されてくるだろう。

 ブルックは5日(日本時間6日)の『The RING』で「交渉の話し合いは前向きに進んでいる。アメリカで、そして(与えられた日付で)戦えることに満足している」と語り、来週中には契約が成立することを願っているとした。ブルックはその記事をリツイートしている。

 クロフォードの前戦は1912月エギディウス・カラバウスカス(リトアニア)との防衛戦。9R TKO勝利を飾り、KO量産のウェルター級最強の一角であることを証明した。クロフォードの戦績は36勝(27KO)無敗、一方のブルックは39勝(27KO2敗。

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