アントニオ猪木、闘病中も「元気ですかー!」ダジャレも連発、今後の目標を語る
元プロレスラーのアントニオ猪木氏(77)が昨日9月30日、都内・虎ノ門のホテルオークラにて『デビュー60周年記念会見』を行った。
17歳の1960年9月30日にプロレスデビューし早くも60年。この会見当日から来年21年の9月29日までの1年間を『アントニオ猪木デビュー60周年記念イヤー』と位置付け、書籍、グッズ販売、イベントなどを行っていく。
この日、猪木氏は杖をついて登場、2年前には腰の手術をしており、デビュー60周年になる現在は『心アミロイドーシス』という心臓の働きが悪くなる難病と闘っており、昨年は2ヶ月半の入院生活を送った。それでもマイクを握った第一発目は「元気ですかーっ!」と大声で叫ぶと「あ、大きな声出しちゃいけないんですね。でもこれを言わないと俺が始まらないんでね」といつもの猪木節が炸裂。「声も出せないし、握手もできないし、チューをしようと思ってもマスクがあるからチューもできない」と笑顔で語った。
更にいつものダジャレ劇場も絶好調で「この前、コロナの親分を呼びつけて、お前そろそろ帰ってもいいコロナ、と言うと、うなずいてた」。さらに菅政権誕生の期待を求められると「コロナで踏んだり蹴ったり、誰にスガればいいんだろう。アイムソーリー」などが飛び出し、会場が笑いに包まれたが「小さくまとまらないで地球規模で考えられるリーダーが誕生してほしい。菅さんには是非、頑張ってもらいたい」とエールを送った。
そして今後の自身の目標を問われると「世界のゴミを無くしたい」と環境問題について言及。猪木氏は現在、ゴミ処理の期待が高まる水プラズマに注目。これは温度が1万度以上にも上昇し、危ないもの、有害なもの、どんなに硬い金属もあっという間に無害な分子レベルにまで分解し蒸発させてしまう。焼却ではなく化学分解による無害化処理だ。
さらにその工程で水素も取り出せるのでエネルギー獲得にもいい。猪木氏は今年2月より水プラズマ事業を展開する株式会社Helixと共同プロジェクトを立ち上げ、まずは有害廃棄物問題が深刻化するフィリピンでの実用化を目指す。「コロナも終わると思うけど、思い切って来年に向けいろんな発想を持って頑張っていきたいと思います」と意気込みを語り、最後に恒例の「1、2、3、ダーッ」で締め括った。
▼【動画】水プラズマがあらゆるものを一瞬で蒸発させる驚きの映像(TBS夢の扉+)
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