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【クインテット】柔道五輪金の内柴正人が10.27参戦「人は何度でも生まれ変われる」

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2020/10/08(木)UP

内柴がクインテットに出場するキービジュアル。「人は何度でも生まれ変われる」とある

 10月27日(火)東京・後楽園ホールにて開催されるグラップリングのみの格闘技イベント『QUINTET FIGHT NIGHT5 in TOKYO』に、04年・アテネ五輪、08年・北京五輪の柔道男子66kg級で金メダルを獲得した内柴正人(42)の参戦が発表された。内柴は、柔道時代の先輩である小見川道大率いる『TEAM WOLF』の5人目のメンバーとなる。

 内柴は2004年アテネ、2008年北京オリンピック柔道男子66kgで金メダルを獲得。柔道引退後は柔術にもチャレンジし、18年の全日本マスターでは青帯36歳~40歳のライト級(道衣込み76kg以下)クラスと、無差別級で優勝している。

温泉旅館でボイラー掃除に汗を流す内柴 @MasatoUchishibaより

 2018年にはキルギス共和国の柔道連盟総監督に就任し、任期満了まで指導を行なった。現在は地元熊本県の温泉旅館に勤めている。

 9月19日、内柴はSNSでクインテットの告知について「あーあーあーぁー。超羨ましい」と投稿しており、闘志をくすぶらせていたようだ。

2018年2月『第12回全日本マスター柔術選手権』に出場した内柴

 2011年に準強姦容疑で逮捕され、5年の実刑判決を受け服役していた内柴。しかしクインテットのポスターでは、柔術着姿の内柴の横に「生きている限り、人は何度でも生まれ変われる」の文言が添えられている。

 SNSでは現在マネージャーとして勤める温泉旅館で働く姿が多く投稿されており、ボイラー掃除やペンキ塗り、駐車場の整備など様々な業務に汗を流している。投稿では「ペンキだらけで柔道おじさんしました」「熊本の名門柔道部で練習して来たよ」と、仕事の傍ら指導や練習も行っている。
「学生にもスタッフにも協力してもらって、僕の柔道をする時間を作って貰ってます」と周囲にも恵まれた環境のようだ。

内柴は柔道の先輩・小見川(中央)のチームに

 また旅館責任者として、今年7月に熊本を襲った豪雨の被災者の受け入れや、入浴ボランティアなども行っていたとのこと。

 現在は75kg前後あるという内柴。体重無差別のグラップリングマッチで、どのような戦いを魅せてくれるか。

 チームリーダー・小見川は「柔道時代、輝かしい実績と経験、その柔道スキルを活かしたグラップリングの強さはもちろん、生き物としてとてつもない強さを兼ね備えてます。今を全力で生き抜く狼、内柴正人選手をTEAM WOLF 最後の狼として発表します。共に戦える喜びを胸に、俺たちのクインテットを思う存分に楽しみます」と喜びのコメントを発表している。

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