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【K-1】連敗中の不可思、2連続KO中の鈴木勇人と試練の1戦「必ず強い姿を見せる」

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2020/10/29(木)UP

不可思(左)と鈴木(右)が激突する

 12月13日(日)東京・両国国技館で開催される『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN』の第2弾対戦カード発表記者会見が、10月28日(水)都内にて行われた。

[スーパーファイト/K-1スーパー・ライト級/3分3R・延長1R]で、不可思(29=クロスポイント吉祥寺)vs 鈴木勇人(29=K-1ジム五反田チームキングス)の試合が組まれた。

 不可思は、好戦的なファイトスタイルを武器に、他団体で5本のベルトを獲得。19年にK-1に電撃参戦すると、今年の3月にはK-1スーパーライト級タイトルマッチに漕ぎ着けたが、王者・安保瑠輝也に敗れた。その後は、9月の大阪大会で平山迅に敗れて、2連敗。今回の両国大会で、復活を狙う。

会見に出席した鈴木

 対する鈴木は、サウスポーから繰り出される左ミドルを武器に、Krushで活躍し、19年1月にはKrush王者に輝いた。同年8月には初防衛に成功。しかし、19年11月と20年2月に佐々木大蔵に2連敗し、王座を失った。その後、再起戦となった7月のFUMIYA戦、10月の松本篤人戦では2連続KO勝利し、波に乗る。

 不可思は「年内に絶対にもう一試合やりたかったので、試合を組んでもらって本当に嬉しいです。鈴木選手という相手を用意してもらえて本当に感謝しています。(鈴木は)一番は左ミドルが強い選手ってイメージです。K-1の中では、あまり蹴りっていうタイプの選手は少ないと思うので」と語る。

眼光鋭く会見に出席した不可思

 前回は、試合前に「K-1ルールに適応出来た」と話していたが、不完全燃焼で終わった不可思。「試合では全然ハマらなくて。練習で手応えがあった分、前回の試合はショックで(苦笑)」と多少の落胆はあったが、その結果を踏まえて「どうすれば一番自分が良い試合を見せられるかハッキリ見えたので、次の試合では必ず強い姿を見せる自信があります」と自信のコメントを残した。

前回は平山(左)と対戦して敗れた不可思(右)

 鈴木は、前回の試合後に「トップ選手と試合をして勝っていきたい」と実績のある選手たちとの対戦を望んでいた。希望通り、K-1のタイトルマッチにも挑んだことのある不可思との試合が決まり「チャンスを頂いたこと、素直に嬉しく思っています。ここで勝つと負けるとでは今後の格闘技人生が大きく変わってくると思うので、何が何でも勝ちます」と意欲を見せる。

 不可思のファイトスタイルについて、鈴木は「他団体にいる時から映像でちょこょこ観ていて、凄い強い選手だなと思っていました。打たれ強くて、身体が丈夫で、ガンガン前に出てきて、ガンガンパンチを打ってくる選手だなって。あと、気持ちが凄い強い選手だなと思っています」と分析している。

鈴木の前戦は、松本篤人との大激闘、KO勝利でインパクトを残した

 鈴木の前戦となった松本との試合では、「松本選手がすごいやりづらくて、自分の武器である左ミドルをなかなか蹴らせてもらえなかった。今までとは違った展開で、自分も初めてのことが色々と経験できて、そういう意味では勉強になった一戦でした」との言葉通り、その試合を乗り越えたことは、鈴木の自信に繋がっている。

 この試合を制して、K-1スーパーライト級で生き残るのは、勢いに乗る鈴木か、崖っぷちの不可思か。

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