【RISE】那須川天心が“介錯”務めた裕樹へエール、再戦するライバル・志朗に「絶対リベンジさせない」
11月1日(日)エディオンアリーナ大阪で開催された『RISE DEAD OR ALIVE 2020 Osaka』のメインイベント(第15試合)において、“ミスターRISE”こと、裕樹(37=ANCHOR GYM)の引退試合で、裕樹にTKO勝ちしたRISE世界フェザー級王者・那須川天心(22=TARGET/Cygames)が、大阪市内にて行われた一夜明け会見に出席した。
引退試合に挑む裕樹をTKOで下し、見事な“介錯”を務めた那須川は「裕樹さんとは昔から沢山の思い出がある。僕がデビューする前から試合を見たことがあって、自分がアマチュアのベルトを取った時に初めてRISEを見た。(その時、裕樹が)吉本選手をKOして、凄いなと思った。そこからまさか戦うとは思っていなった」と振り返った。
「引退試合をやって欲しいと言われたが、体重が合わないし、絶対ないと思っていた。しかし、体重を落とし、ここまでくるとは、気合と言うか僕にないものを持っている。熱いものを感じた」と、試合が決まった段階から裕樹の戦う姿勢に感動を覚えたという。
そして「終わって僕が勝ったが、まだまだ勝ったという感じがしない。これからも裕樹選手を応援します」と、去りゆく偉大な先駆者にエールを送った。
試合については「試合に臨むまではいつもと変わらない。いつもの試合と変わらない。試合中、1Rを終えて2Rで早く終わって欲しいという感覚で試合をしていた。時間がゆっくり流れ、僕だけ一人が早く動いた別次元の感覚があった」と、トップアスリートが稀に経験するという超集中状態の“ゾーン”に入っていた事を告白。
すると、同じ会見に出席した裕樹が「それは俺のスピードが遅かった?」と質問。那須川は笑いながら否定しつつ「僕もローキックを3発もらった。朝起きて痛みを感じた。腿の下を当てるローキックは初めて蹴られたので、本当に痛かった」と、裕樹の代名詞というべきローキックに脱帽した。
また、同大会で行われた那須川天心挑戦者トーナメントについては「自分の中でもとても興味があった。本当に格闘技は残酷だなと思った。連勝していた鈴木選手が後一歩というところでやられて、あの様な形になってしまった。これで(鈴木選手と)対戦することは、ほぼない。(優勝した)志朗君は持っているなと思った」と総括。
昨年9月に一度対戦し、判定で破った志朗に対し「勝つために全てを取り入れている。彼は本当にライバルで特別な存在。昨日の試合結果で、昨年の対戦の価値がより上がったと思う。でも、絶対にリベンジさせない」と、自信を見せた。
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