2020/11/05（木）UP
（最終更新：2020/11/05 18:19）

ONEウェルター級世界王者アバゾフ（左）が挑戦者ナカシマ（右）との防衛戦に挑む

　11月6日（金）シンガポール・インドアスタジアムで事前収録された「ONE：INSIDE THE MATRIX II」の放送と対戦カードが発表された。
　メインイベントは、ONEウェルター級世界王者のキャムラン・アバゾフ（27＝キルギスタン）が挑戦者のジェームス・ナカシマ（32＝米国）とタイトル戦を争う。

　UFC激戦区のミドル級王座挑戦まで登り詰め“日本人MMAメジャーリーガー”の愛称を持つ岡見勇信の、ONEデビュー戦の相手を務めたアバゾフ。
　2019年5月の対戦で岡見から2R TKO勝利をもぎ取り、その後10月に前王者のゼバスチャン・カデスタム（スウェーデン）との王座戦に挑戦し、判定勝利で新王者に輝いた。戦績は22勝4敗。

岡見のアゴにアバゾフの右ストレートがヒット

　対するナカシマはレスリングを主体にした強豪ファイター。レガシー・ファイティング・アライアンス（LFA）ウェルター級王者の肩書を持ち、MMA戦績は12戦無敗。
　昨年8月に岡見から判定勝利を収め、その実力が本物であることを証明した。米国在住の父親が日本人ファミリーの養子として育ったため、ナカシマという日本姓を持っている。

岡見にギロチンを仕掛けるナカシマ

　ONE公式サイトの取材記事によれば、アバゾフは岡見戦でのナカシマのテクニックや戦術を分析したといい、「敗戦は自分の選択肢にはない」と初防衛に自信をみせた。
　一方のナカシマも「（タイトル戦の）プレッシャーは感じていない。本当の重圧というのは、コロナの影響で失業したり、家族を満足に食べさせることが出来なくなるもしれないという現実だ。ベルトは私のすぐ側にある」と、王座獲得に意欲を見せた。

若松vsキムは第3試合に

　この他の注目カードは、ONEフライ級ランキング4位の若松佑弥（TRIBE TOKYO M.M.A）がキム・キュサン（韓国）と対戦。また、UFCとBellatorの2大メジャー団体で世界王者のベルトを巻いたエディ・アルバレス（米国）から衝撃KO勝利を収めたティモフィ・ナシューヒン（ロシア）が、8連勝中のピーター・バウシュト（オランダ）とライト級ワンマッチで激突する。

　この大会の模様はABEMAなどで視聴できる。

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