【K-1】連敗中の不可思、KO連勝中・鈴木勇人との再起戦に「強さを一番出せる戦い方わかった」=12.13両国
12月13日(日)東京・両国国技館で開催される『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN』に参戦する、KING OF KNOCK OUT初代スーパーライト級王者・不可思(29=クロスポイント吉祥寺)の試合前インタビューが主催者から届いた。
不可思はK-1スーパー・ライト級の一戦(3分3R・延長1R)で、前Krushスーパー・ライト級王者・鈴木勇人(29=K-1ジム五反田チームキングス)と対戦する。
不可思は、好戦的なファイトスタイルを武器に、他団体で5本のベルトを獲得。19年にK-1に電撃参戦すると、今年の3月にはK-1スーパーライト級タイトルマッチに漕ぎ着けたが、王者・安保瑠輝也に敗れた。その後は、9月の大阪大会で平山迅に敗れて、2連敗中だ。
相手の鈴木はサウスポーから繰り出される左ミドルを武器に、19年1月にはKrush王者に輝くも、今年2月に佐々木大蔵に敗北し王座を失った。その後、再起戦となった7月のFUMIYA戦、10月の松本篤人戦では2連続KO勝利し、波に乗っている。
前戦の平山戦で、3度のダウンを奪われ衝撃的な敗戦を喫した不可思。「大阪の試合がヒドかったので、このまま年は越したくないと思ったし、こないだの試合で“不可思、大丈夫か!?”みたいになったと思うので、早くそれをひっくり返したかったんですよね。試合で失ったものは試合でしか取り返せないので、とにかく早く試合をしたくてしょうがなかったです」と、敗戦の汚名をそそぎたいとする。
不可思はコロナ自粛期間中に、極真ファイター・渡辺理想が運営するIDEALジムで出稽古を開始。新しい練習環境に手応えを感じていた矢先の敗戦だった。不可思は「本当に手応えはメチャクチャあって、過去一ぐらい『今日はマジでいける!』みたいな感じだったんですよ。だから余計にショックでした」と苦笑する。
続けて「でも冷静に試合を分析して、何が悪かったのか?どうすれば良くなるか?がハッキリ見えました。試合に負けたことはキツくてシンドいですけど、あの試合があってよかったと思えるぐらい、それだけ収穫がある負けでした。自分でそうは思っていても『あの試合があって良かった』というのは、次の試合で結果で証明しないといけないので、それを早くファンの人たちに見せたいですね」と、学びの多い敗戦だったと語る。
今回の対戦相手・鈴木勇人について「元Krushのチャンピオンですよね。そういう実力と名前のある選手を用意してもらって、本当にありがたいなと思います。前回の試合内容じゃ相手を選べないぐらいの感じだったんですけど、本当にいい相手を用意してもらって燃えています。しっかり勝てばまた自分の価値が上げられる相手だと思うので楽しみだし、どんな試合ができるかワクワクしています」と強敵相手の再起戦を喜ぶ。
試合に向ける意気込みとして「前回の試合前に自分の強い形がやっと見つかったと思ったんですけど、今は自分の強さを一番出せる戦い方がハッキリ分かりました。そういう意味でも鈴木戦が楽しみです。次は本来の熱い自分をしっかり見せます」と、完成した新スタイルで勝利するとメッセージを送った。
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